カナダの最近のブログ記事

極寒スコーミッシュ @Pet Wall

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ホーンレイクの余韻が冷めやらぬ数日後、ジムでのメキシコ人のチノとの会話。


「今週末、晴れるっぽいからスコーミッシュ行かない?」

「whaaaaaat????」


晴れるって言っても、最高気温5℃ですけど?

太陽が当たる時間は3時間くらいですけど??


家族会議の結果、Better than Nothing ということで行くことに。。。でも、かなり不安。


3時間日が当たる(であろう)、Murrin のPet Wallへ。

お昼の12時到着。日陰は、体感マイナス。湖も寒々しい。。。


ワンコは元気に泳いでたけどww。。。


岩場到着。

なんと!私たち以外に人がいた...


アップ、、、、寒い。私、2手で敗退。


akkym、アップ2本目でもう壁は日陰。 (ToT)


私たち以外は、「ベストコンディション!何持っても、止まる!」と楽しそうでした。

みんなが気が済むまで登るのを待って、3時頃撤収。


天気はいいけど、日は短いし、寒すぎでした。


時間がたっぷりあったので、スコーミッシュへ行って、みんなでMag's で晩御飯。

4時ごろ???早っ!山には雪がつき始めてました。

Mag'sへ行ったら、次から次へとクライマーが来てビックリ。

ほとんどボルダラーだったけど、スモークブラフでクラックしたという強者もいた。


いやー。今度こそ、これにてカナダクライミング終了!

もう寒すぎて無理~!!>_<









初★Horne Lake_Day 2

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夜中はずっと激しい雨がテントを叩いていて、朝起きたら周りがべちゃべちゃ。(´・ω・`)


昨夜、出来なかった焚火の跡。雨に濡れてますます哀れ。。。

青い蓋で、男性陣が頑張って風を起こしていたんだけどなぁ。


朝食はメキシカンで。


タコスが激うまでした。



お腹も満たされて、日が昇ってからのんびり出発。天気は晴れっぽい。


あれだけ降ったら、岩は濡れてるかなー、と言いながら、岩場へ。

おぉ!濡れてない!やっぱり白い!そして昨日より暑い!


みんな、暑さでボーっ。。。でも陰るとブツクサいう。どこの国も、クライマーはワガママですな。


で、私は昨日の続きの5.12d。 結果、登れませんでしたー!!( ;∀;)

そして、同じルートに途中参戦してきたakkymは、あっさり登ってもた。。

・・・もう泣きそう。いや、泣いてたね、マジで。


最近、このグレードに手を出して、登れそうで登れず終わるパターンが続いて悲しい。

今年、これで3本目っすよ、3本目。グチグチ。。まぁ、もっと精進せい、ということでしょう。


今回誘ってくれたメキシコ人のチノ君が、最後のトライでRPしたのを見届けてツアー終了。


私の成果はなかったけど、この時期外で登れると思ってなかったのに、登れたし、

来たかったホーンレイクに、大勢でワイワイ来れて楽しかった。

今年最後のカナダでのクライミングは、いい感じで締めくくれて満足です。

登れなかったけど...(しつこい)


誘ってくれてありがとう☆

少しずつバンクーバーの友達も増えて、コミュニティに溶け込めてきて嬉しい。(*´∀`*)




初★Horne Lake_Day 1

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ジムシーズンになり、秋にスコーミッシュで一緒に登っていた人たちと、ジムで次々に再会。

まぁ、毎日雨なのでそうなりますわな。。。^-^;


で、最近のクライミングについて話してたら、

「先週、ホーンレイクに行ったよ。今週も行くから一緒に行こう。」

「えっ??まだ登れんの??」 ・・・登れるらしい。ほんまかー?


ホーンレイクは、バンクーバーの向かいの島、"バンクーバー島"にある、

コルネの発達した素晴らしい石灰岩の岩場。にも関わらず、正式なトポもなく、情報が乏しい。

色々ノウハウも知りたいし、見てみたいし、バンクーバーローカルとも交流したいし、

観光旅行だけになっても楽しいかな、と思って行くことに。


日が短いので、早朝6:30のフェリーで出発。


眠かったけど、早起きしたおかげで、素晴らしい朝焼けのご褒美が。 [Photo by akkym]


キャンプになるので、一通りナナイモの町で買い出しして、ホーンレイクへ到着。

おぉ!岩が白い!乾いてる!!


メインエリアは、2階部分のアンフィシアターという馬蹄形のケイブ。

大きいので、どう撮っても全景は収まらず。

壁は、多少染み出しはあるものの、ルートを選べば充分登れる。凄い。


akkymはヨーロッパ出張帰りで、またまたしばらくクライミングがご無沙汰だったのに、

5.13c とか触ってました。さすがに、触ってただけだけど。


私は、最近お気に入りのグレード、5.12d で手頃なルートを見つけてやってみました。

おぉ、意外と登りやすいかもー。

と思ったけど、端っこにあるのですぐ陰って岩が冷たくなってしまった。

まぁ明日には登れるかな、、、ということで、この日は終了。日は短い。


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今回は、総勢9名の大所帯。

だけど、内訳は、アメリカ人、イギリス人、メキシコ人、チェコ人、フィリピン人、日本人の移民

ばかりで、本家(?)生粋カナダ人はたったの1人。さすが、マルチカルチャーなバンクーバー。


で。夜は、焚火を起こす予定が、木が全部濡れていて火が続かず。。。

でもグリーンカレーは美味しかったな☆ (写真がなくて残念。T_T)


焚火がなくて寒かったけど、深夜までゲームをしたり、話したりして、楽しかったー。

私はダウンシュラフを被ってダルマになってたけど。



(Day 2に続く)






初★Skaha_Day2

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2日目。

前日のルートが気になって同じくWaveへ。

この日は、バンクーバーの友達カップルに会いました。なんだかんだと知り合いだらけ(笑)。

なんとかムーブを固めたところで終了。RPは次回にお預けかな。

一方、akkymは、日本に帰国しててしばらく登ってない&足のケガがあったのに、

私よりも登れてた。。。 なんでー。(´Д`;)


私はあんまり登れなかったけど、いいとこでした。


私の好きなポンデローサの木もいい感じに焼けてるし。


空は青いし!


友達にもたくさん会えたし!^^



ワイナリーには行けなかったけど、ワインだけしっかりゲット。

毎日雨で、鬱々としていたので、良い気分転換になりました。


また、次回はゆっくり行きたいな~。

そして、次こそ湖畔でキャンプを!






初★Skaha_Day1

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akkymの足の腫れがだいぶ引いてきて、ゆるいシューズなら履けるようになったので、

クライミング再開。

といっても、スコーミッシュは雨なので、Skaha(スカハ)に行ってきました。何気にお初。


バンクーバーから4時間半。内陸にあり、今がちょうどベストシーズン。

湖畔のキャンプサイトが最高、と聞いているので、ワクワクして出発。


おぉ!雨降ってない!晴れてる!!久々に青い空を見た!!!


もう晴れているだけで幸せなのに、Pentictonの町が予想以上にオサレなのにも感動しながら、

テンション・マックスで岩場へ。


とりあえず友達に薦められたエリアの中で一番近い Wave というエリアに行ってみました。

なんか聞き覚えのある声がするなー、と思ってたら、なんとキャンモアの友達が!

「この前、再会したばっかりなのに、どこでも会うな~!」と、大興奮


と、ここで、その友達から衝撃の情報が。

「キャンプ場、今週からシーズンオフでクローズだよ。」 


ガーン。。。Σ(゚д゚|||)


うぅ、噂のスカハレイク湖畔でキャンプをしたかった。。。(涙)

一気にテンション下がる


気を取り直して、アップに、薦められた" (5.12a)" をやったけど、予想通りテンション。。。

2回目でなんとかRP。慣れない岩場だと、絶対こうなる。わかってたけど悲し。。。(涙)


あとは、これまた薦められた" (5.12d)" をやるも、ムズイ!!

終了点直下が核心だけど、ムーブが解決できぬまま1日目終了。


帰りに、別の友達にこれまた偶然会って、車中泊できる場所を教えてもらえて、ホッ。



(2日目に続く)






チェカマスのサーカスは、『雨に濡れないエリア』ですが、

ミュリン(Murrin Park)のペットウォール(Pet Wall/Petryfying Wall) は、

『スコーミッシュで、濡れても一番最初に乾くエリア』と言われているので、来てみました。


はい。雨が止んで、2日後くらいに来たら確実に乾いてます。

ただし、垂壁、カチカチ、足は細かい系なので、人によっては好き嫌いがあるかも。

私は大好きですがww


とりあえず、みんながやたら薦めてくる "Burning Down The Couch (5.11d)"をば。

最初は、「アップがてら、、、」という軽い気持ちだったのが、

30m の長さでボルトは10本という激しいランナウトに、アドレナリン全開で恐怖と戦い、

自分と向き合いながら、最後は渾身のトップアウト!かーー!痺れました。


昔だったら、こういうクライミングは出来なかっただろうから、少し成長を感じて嬉しかったなぁ。

いやー、クライミングはグレードじゃないですね。


後は、ペットウォールの入門ルートと言われている、短いけどこれまた素晴らしい

カチカチルート、"Flingus Cling 5.12b)" を登って大満足。



次回は、名作のアレとかアレを触ってみたいなー。




ところで、、、最近、写真を撮るのをサボりがち。。。

思い出したように何か撮っておこうと思ってスマホで撮った写真がコレ。

一緒に登ってた愉快な仲間たちと行った、Mag's 99。

このメキシカンは、スコーミッシュに来たなら絶対行くべし。1キロ・ブリトーが食べれます(笑)


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そんなこんなで、akkymが不在だった間も、雨が降ってたにもかかわらず、

結局1度もジムに行くことなく、ローカルの人と一緒にスコーミッシュで登って、

忙しくも充実した毎日を過ごすことができました。


さすがに、翌週からは連日、雨雨雨で、スコーミッシュのシーズンは完全終了。

ここでの出会いが、またどこかでの時間に繋がると信じて一旦みんなとお別れ。

一緒に登ってくれてありがとう☆



では、無事に日本でのお勤めを果たてきた旦那様を、空港まで迎えに行きましょうかね。






9月になれば、スコーミッシュは雨季、、、

、、、なはずなんですが、今年は遅れているのか、時々降るけど、そんなに悪くない。


akkym不在で留守番中は、一人でジムに行こうかと思っていたけど、

キャンモアの友達から、「一人でしばらくスコーミッシュにいるから一緒に登ろう」、

という連絡を受けて、パートナーゲット!グッドタイミング☆


雨の日は、とりあえずCheakmus (通称チェック/Chek)のサーカスへ。

おぉ、濡れてない。そして、雨でも登りたいモチの高い奇特な人がたくさん。

そういう同じ匂いのする人と知り合いになれて、パートナーが見つからない時に

一緒に登ってもらいました。やっぱり友達作りは岩場から!


晴れてきたら、さらに乾きました。


しかし、話を聞いているとどうやら今がベストシーズンらしい。

多少雨でも、気温が低くて夏よりもフリクションがいいかも?


akkymがいないうちに、『akkymが登ってて、私がまだ登ってないルート』を登りました。

2年前に怖くて全然登れなかった、"Cut to the Chase (5.12c)" も全然怖くなかった。

この夏に、最初のトラバースムーブが全くできなかった、"Mr. Negative (5.12d)" も

周りの人に「絶対できる!」と言われて半信半疑で取り付いたら、

なぜかスンナリできて、RPもできた。。。


ちょっとは花崗岩に慣れたのかな、と思うけど、やっぱりシーズンがいいのが最大の要因かな。



夏は全然登っている人がいなかったBig show という13後半が並ぶエリアも

多くの人が賑わってました。


(去年も思ったような気がするけど、)

もし、またいつかここのエリアに戻ってくることが出来たら、

花崗岩だからと気後れすることなく、今度こそ13台を積極的に取り付こうと思います。



「もうだいぶ花崗岩の12台を登ったから、きっと大丈夫」、と自分に言い聞かせて。。。







花崗岩5.13を探して @Squamish

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すっかり夏が終わったロッキーからバンクーバーに戻ると、

木々は少し黄葉し始めてはいたけど、まだ湿度を感じるほど暑い夏が続いていました。


akkymがまた仕事でいなくなってしまうので、あまり日数はないけど、

花崗岩の5.13を登る』、という個人的な目標が達成できてなくて心残りだったので、

何かいいルートはないかと探してました。

しかし、スコーミッシュであまり素直な13っていうのが少なく、ちょっと癖があったり、

傾斜もホールドもほとんどなかったり。


そんな中見つけた"Presto"も例外ではなく、最初に取り付いた時は意味がわからず、

もう何本も花崗岩の13を登ってるakkymも、「こんなん絶対無理!」と断言。


この、カンテのタワーを直上するのが "Presto(5.13a)" チョークべったり。


私も全然ムーブがわからず、トップアウトもできない感じだったのだけど、

トポに「マジックムーブがあるよ」って書いてあったので、何かあるだろうと、諦められず。

akkymがその晩、ソニーがPrstoを登っているビデオを発見し、見てみたらなんか簡単そう!


akkymが見つけた、ソニーのビデオ(↓) 

※最初、ビレイヤーがロープについてアレコレ言ってますが、飛ばして1:20くらいからどうぞ。



「なんかできそうな気がする!」という根拠のない期待して再びそのルートにトライするも、

ソニームーブは全くできず。。。。


いやいや!それでも何かあるだろうと、毎回期待して挑むも、同じことの繰り返し。


それでもしつこく繰り返していると、2人ともそれぞれ全然違う変態ムーブでなんとかTO。

が、どちらも確実性のないボルダームーブで、そこだけやってもなかなか成功しない。


逆光になって眩しいですが、akkymの変態ムーブ。


それでもしつこくやっていると慣れて来て、いつもの通りakkymの方が核心を突破して

なんと登ってしまった。。。。えー、、、マジー。。。

つい前日まではムーブすら確定してなかったのに。。。

はぁ、また置いていかれたーー。(T_T)


残る日程はレスト明けの1日だけ。あー、、またこのパターン・・・。(ガクッ)

しばらく仕事で登れないakkymに無理を言って、あと1日だけこのルートに付き合ってもらいました。


「お前、まだワンテンにもなってないやん。」


はい、その通りです。でもなんか登れる気がするんです。

すぐに削れて消耗してしまう指皮を、日本から持ってきた『メモA』という指皮再生クリームを

塗りたくって挑んだ最終日。


1便目でワンテンになり、

2便目では核心でフォールして、涙がチョチョギレましたが、

3便目で登れましたーーー。良かったーーーー!!



一方、最近、余裕をもって宿題を終わらせられてるakkymさんは、隣の"Hypertension"という

リービテーションの5.11aを登って、これまたスッキリとシーズンを締めくくっておられました。


翌日、akkymを空港に送りに行ったその日から本当に雨季が始まったようで、

ほぼ毎日雨降りの天気が続いたのでした。


いやはや、本当に色んな意味で最後のチャンスだったようです。

しかし、もういい加減この最終日まで残すパターン、止めにしたい。

プレッシャーで辛すぎる。。。






後半は、アメリカはカリフォルニアへ出張に行っていたakkym も合流。

akkym は去年来てないので、2年ぶりのロッキー。

久しぶり過ぎたのか、30℃超えのカリフォルニアから来て暑さボケしてたのか、

朝晩10℃のロッキーに来て、空港に着くなりビビってました。(笑)

(後から思い返せば、今年は特別寒かったっぽい。)


akkymが来てから、さらに気温が下がり、雨も降り、なんだか天気が不安定。。。

いつもの岩場、Lookoutへ行っても、指が悴んで、焚火がたかれました。

暑さボケしてるakkymは、ダウンなし、帽子なし、手袋なし、アンダーウェアなしの4重苦。


どうなることかと思ったけど、翌日は雲一つないど快晴で、いつも通りの夏が戻ってきました。


憩いの場も、「いやー、今日は暑すぎて登れん。。。」とボヤキモード。


akkymは"Spicy Elephant (5.13b)"というスーパー持久系ルートをRP。(要80mロープ)

苦手な持久系らしいけど、意外とサックリ登ってたような。


私も薦められたけど、短期間で登れる自信がなく、躊躇。。。

今回はハードなものよりも、13Aくらいをたくさん登りたかったけど、

ここには13Aはあと2本しかない。

しかも、1本は雨後の染み出しが酷く、もう1本は前登った13A の派生ルート。

うーん。派生モンよりも、新しいルートを登りたいなぁ。

13Bとなると、件の"Spicy Elephant"しかない。


悩みながら、まだ登ってない12台後半をアレコレ登っているうちに、

やっぱりもうちょい難しいのをやりたい、と思い、ようやく派生ルートをやることに。

しかし、決断が遅く、危うく時間切れかと思ったけど、なんとか最終日に登れました。ふぃ~。

しかも、友達が上から写真を撮ってくれました♪


"Fresh Prince"の派生ルート、"Skinny Prince" グレードはどちらも13A.


こちらは、友達のプロジェクト、"Stone Temple Pilot (5.13d)"の取り付きのakkymと友達。

このルート、超面白そうなのでいつかやってみたいけど、

これがサックリ登れるようになる日が来るのか?


そんなわけで、この夏は、ほとんどこのキャニオンで過ごしました。

たくさんの友達と再会できたし、まだまだここで登りたいルートはたくさんあるし、

次回の目標も出来たし、また来ないといけないなー。


Lookoutはルートの質、ロケーションはさることながら、

ここのクライマーの集いの場としても本当にいい岩場でした。








去年と違い、今年はあの人とかこの人とか、たくさんキャンモアからいなくなってしまってるので、

遊んでもらえる人がいるのか少々心配。


まぁとりあえず、この人に聞いてみるかー、、、

ということで、Evan に連絡したら、相変わらずヒマそうだ。あー良かった。


Evan & Sheena ペアと1回だけPlanet-Xに行った。

Sheenaがやっている、密かに憧れの"Shooting Paker (5.13b)"を一緒にやらせてもらった。

おぉー、意外とムーブはできた。けど繋げるのが大変そう。

結局、ここには1日しか行けなかったので登れなかったけど、

次回は1日で登れるようになってたいもんだ。(夢かな)


あと、カヨさんとアベさんとそれぞれ別にグラッシーに行った。

グラッシーで、普通のヤギを見て感動。前は何とも思わなかったけど、思わず写真を撮りました。

さらにリスを撮ってたら、カヨさんにバカにされた(笑)。

地元民にとったら、ただのリスだろうけど、観光客(←今の私)にとっては刺激的。


グラッシーでは、去年やっている人がいて面白そうだった"Fuel (5.12c)"をやってみた。

最後のランジが決まらず、結局、これも登れず。。。

これ、本当に5.12c?

大きい人はランジしない行き方があるそうだけど、チビは難しい方から行ってさらにランジ。

うーん。厳しい。けど、こういう厳しいルートも登れるようになりたいス。


そうそう。カヨさんが強くなっていて嬉しかったー。

カナダにいる(いた)日本人で、なかなか続けて登っている人が少ないもんで。


あとは、今最も人気のLookoutへ。

一人なもんで、基本的にパートナーの行きたいところに行くことになりますが、

今回は、みんなLookoutに行く、というし、行ったらいっぱい友達がいるし、

結局ここばっかり行きました。


この山の中腹まで、毎回上がるのは大変だけど、ロープのヌンチャクも

友達が残置しているものを貸してくれるので助かります。


ここでは、いつかやりたいと思っていた人気の"Fresh Prince (5.13a)"をトライ。

これは、面白かったけど、グレードにしては登りやすく感じました。

あっさり登れてちょっと拍子抜け。


IMG_0826.JPG

日が長いのに、毎回みんなと遅くまで岩場にいて、日が暮れるまで子供のように遊んでました。

やってることは違えど、本質は子供の頃と変わってないかも。





花崗岩スポートあれこれ

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トラッドばかりやってると、さすがに体への負担が軽く、体がナマりそうなので、スポートも時々。

といっても、花崗岩スポートっていうのは慣れないとちょっと登りにくい。

特に、結晶系の粒粒花崗岩は一癖も二癖もあります。

日本でいうと豊田みたいな感じ?行ったことないけど。


5.12台前半から徐々に始めて、5.12c までならなんとか登れるようになりました。

でも、5.12d になると1日で登れない。。。結構苦労しました。目標は5.13a なんだけど。。。


印象的だったのは、"Archive (5.12d)" 

見た目はガバガバで簡単そうなのに、実際やると足がなくて、ムーブの組み立てがムズイ。

いつものごとくakkymが先に登ってしまい、一人居残り。。。(´・ω・`)


"Archive (5.12d)" 


私を待っている間、akkymは隣のエリアにある "Young Blood (5.13b)"をやり始めました。

なかなか威圧的な風貌をしていて、下部はキャンパス→ダブルダイノとムーブも豪快。

しかし、核心は乗越しからのスラブだそうで、なかなか地味。


下から見るとこんな感じ。(↓)


フリクション命なルートということは、夏真っ盛りのこの時期はなかなか厳しそう。(ヨシヨシ)

、、、と思ってたら、夕方になってコンディションが良くなり、登ってしまったーーー。


横から見るとこんな感じ。(↓)


ますます、プレッシャー。。。


他のルートでも触っておいてください。。。と言おうにも、あとこの周辺にあるのは、

かのショーン・マッコールも6,7回かかったという、"Permanent Waves (5.13d)" とか。(↓)

贅沢にもこの大きい壁に、ルートはこれ1本だけというツルツルっぷり。

(よっぽどヒマだったのか、本当に触ってたし。)




お気に召しませんでしたら、他のルートでも、、、、、、といっても、あとは、


"Dreamcatcher (5.14d)" ドーーーーーーン!!!


初めて見たけど、カッコよすぎ!!!壁の模様が、アークテリクスの始祖鳥みたい。

ロケーションも、美術館の中にいるような独立した大きな空間に、

このルートだけ展示してある、という雰囲気で、なんとも神々しく威厳のある佇まいでした。

見るだけでも価値アリ!!!



・・・っと。

5.14d のルートの話を熱くした後にナンですが、、、、

私の5.12d のルートの話に戻ると、プレッシャーを感じつつも、何とか最終的に登れて、

ようやく、目標の5.13a のルートをやる権利を得たわけです。


しかし、結局、5.13a のルートは、触ることもないままスコーミッシュの夏は終わりとなりました。





さて、13時。後半戦の"Ultimate Everything" 開始。


高度も上がって、海も見え始めた(↓)

DSC00558.JPG


時間的にも余裕があり、後は登るだけなので、気持ちも楽。

でも、早く登る練習でもあるので、できるだけ早く登りました。


、、、と、思っていたのだけど、4ピッチ目辺りから、後続パーティの姿が。

追いつかれたら面倒なので、さらにスピードアップ!(自分なりに)

しかし、どんどん距離が縮まってきて、焦る焦る。


akkym 「今まで抜くことはあっても、抜かれることなんてなかったぞ!お前、遅すぎや!」

私。「いや、向こうが早すぎなんでしょ。」 (内心:これ以上早く登れるか!ボケ!


というやり取りを何度かしているうちに、最後のピッチで追いつかれてしまった!!


たまたま撮れた追いつかれる直前の写真が下の2枚。

①これは、彼らはまだ取り付きで楽しそうに話をしているところ。


②私が1ムーブ起こしている間に、もう背後に迫ってきてました。。。早っ!その後、同時ゴール。



あーあ、追いつかれちゃった。

とガッカリしてたら、、最後のピッチにはまだ2パーティいて、いずれにしても順番待ち。


ここで時間を見たら、予定よりだいぶ早い16時!

あの早いパーティに押されて、9ピッチを3時間で来てしまった。(1ピッチ20分!)


あと1ピッチだし、もうほぼ終わり。のんびり順番待ちをしながら休憩。

実はこの最終ピッチは、10bなのだけど、バリエーションで5.11b (またはA0) のルートがあり、

後続の早いパーティはさっさとそっちへ抜けていった。


ほほぅ。それもアリか。

ということで、私たちもそっちへ続くことに。

5.11bの核心って、どんなんかなー、とドキドキしてたら、なんとスラブでした。(°_°) ちーん。

ということで、私はA0。

しかも、スリングをアブミにして、次のヌンチャクを掴むという本格的(?)なA0。

久々にこんなんしたなー(笑)。


5.11bのスラブとなると、結構立ってます。。。



というわけで、17時半、セカンドピークにトップアウト。

ブラック・タスクもはっきり見えました☆



タイムトライアルは、道迷いや順番待ちやもあって無駄は色々あったけど、

登攀時間自体は、予想以上に短かったし、体の疲労も腕のパンプも無し。意外と楽勝か?


....と思ってたら甘かった。

一番の核心は、トップからの下山路でした~。

下山路はハイキングコースになってて、ハイカーっていうか観光客で大混雑。

その人混みを掻き分けつつ、しっかり整備された階段を歩いて降りると、もう足がガクガク、、、


最後は、足を引きずるようにフラフラと歩きながら、ようやく駐車場到着が19時

はーーーー!!あそこまで登って、歩いて降りてきたのかーーー!!


芝生にゴローンと寝転んで、登って来た大きな壁を下から見上げる至福の瞬間。


登りは、技術的にも体力的にも、まだまだ行けるな、うんうん。

と少し自信になった継続登攀でありました。

しかし、上まで上がると下りがキツイので、次はラッペルで降りるようなルートがいいかな。



そして、最後はいつものパブで乾杯して長い1日が終了。


こういう充実した1日が過ごせるのは一生に何度もないんだろうな、とは思うけど、

そんな貴重な1日が、特別ではなく、気軽にできるというこの日常こそが、

とても贅沢で、有難く、そして幸せなことなんだと思いました。


未熟な私に、いつも辛抱強く付き合ってくれるパートナーに感謝☆







クラックやってるんだから、マルチに行こう。

せっかくなのでチーフの頂上に立つルートを選ぼう。

akkymも行ったことないルートで行こう、、、


などの条件を満たすとなると、結果的に継続登攀となりました。構成は以下:

  • 前半: Snake (5.9) 6P
  • 繋ぎ①: Karen's Math (5.10a) 1P
  • 繋ぎ②:Memorial Crack (5.9) 1P
  • 後半: The Ultimate Everything (5.10a) 10P


※ルート図はコレ↓。赤が登り。青が歩き。★は各ルートの終了点。(クリックすると拡大します)


合計18ピッチ。1ピッチ30分としたら9時間が目安。私の体力持つかなー。

私の最高はHa Ling Peakの21ピッチだけど、これはボルトルートだし、2ピッチずつ繋げたので

実質10ピッチほど。今回はナチュプロなのでどうなるでしょうか?


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午前7時ゴー・アップ。

まだ日陰なので長袖で十分なほど快適な気温。


上から見るとこんな感じ。駐車場とハイウェイがすぐソコ。(↓)


あまり記憶も写真もないまま、順調に進み、Snake 終了は10時。

当初、繋ぎは、"Memorial Crack"1本の予定が、

1本余分に登ってしまい、結果、"Karen Math" から"Memorial Crack" へと、

繋ぎは2ピッチとなりました。(11時終了)


メモリアル・テラスにて(↓)


ここで、登りの前半終了。


そして、後半戦へ、歩いて大トラバース。

スコーミッシュは、ヨセミテと違ってチーフのあちことに木が生い茂っているので、

離れた別の壁に継続登攀する際は、林の中を歩いて移動することになります。

(これがなんとも不思議な感覚だった。)


"Memorial Crack" から林の中をトレールを辿りながら登り、サウスガリーをトラバース。


・・・のはすが、ガリーを渡れない。。。

次のルートの1P目はスラブの海が広がっているらしいが、木が盛り盛りでそんな気配なし。

はて、もう少し上からトラバースかな?、、、と、ガリーを詰めるも、水が流れ出し、ドロドロ。。。


エプロンから、Echelon Wall への継続はポピュラーなので、トレイルは明瞭なはず。

ウロウロと探すと、ありました!サウスガリーを降りるためのフィックスが!

なんと!.....下降するらしい。。。そんなこと思いもせず、上ばっかり見上げておりました。


というわけで、フィックスを3本ほど降りてからトラバースすると、

トポに書いてある通りの風景が広がっておりました。(下降するってことも書いといて欲しい)


後半戦の"Ultimate Everything"の取り付き到着が、ちょうど12時。

1時間のロスで済んでよかったー。最悪、敗退かと思ったし。。。


見つけてホッとしたので、さらに1時間ほどのんびり昼食休憩をして、後半戦に備えました。



(後半戦へつづく)



トラッド再開&集中特訓

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2ヶ月分の毎日の出来事を1日1日書けないので、ある程度まとめてざっくりと。。。

ということで、まずはトラッド・クライミングから。

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クライマーがバンクーバーに住むとなると、

必然的に、1時間弱のドライブで到着する岩場、スコーミッシュに通うことになります。(キッパリ)


海沿いの道を走る1時間は何度通っても飽きない。


スコーミッシュといえば、花崗岩。

花崗岩といえば、トラッド。


というわけで、久しぶりにトラッドを再開。

安全第一、無理は禁物。TRから始め、リードもプリセット状態からピンクポイントで。


やはり王道 "Penny Lane (5.9)"★★★★★から。


その近くのコーナークラック、"Witch Doctor's Apprentice" も★★ながら、いい足慣らしに。


久々にスラブもやったけど、怖かった。。。



でも、集中的にやると、慣れるのも早いもんで、リードでも5.10c くらいまでなら落ちない感じ。


日は長いのに、それでも日が暮れるまで簡単なルートをたくさん登りました。



私の方は、結局リードしたのはテン台止まりでしたが、

akkymの方は、昔の感を取り戻したらドンドン難しいルートを登ってました。


かの有名な、"Flight of the Challenger (5.12c)" とか。これ、名作。


細い系の "The Masses are Asses (5.12b)" とか。



ワイド系のルーフクラック、"My Little Pony (5.12d)" とか。


ちなみに、この"My Little Pony" はあまり知られてないですが、6m の見事なルーフ・クラックで、

あのヨセミテの"Separate Reality" よりも大きいそうですよ。


ルーフなのでTRでは登りにくいので、私もリードしてみました。

ルーフでオフィズスで足ぶら、という恐怖に叫びまくってしまった。いやー、ほんと怖かった。。。

ちなみに、akkym は2日で登ってたなー。。。



他のルートも、TRでなら12台もムーブは出来たので、あと何回かやれば登れそう(かな?)と

思ったりしましたが、akkym はすぐ登ってしまうし、私のために同じエリアに留まってもらうのも

悪いなー、ということで、さっさと次のエリアに移動しました。

日本にいる時は、だいぶ私に付き合ってもらったので、トラッドはakkym優先で。

私がいつか12台が数トライで登れるようになった暁には、たっぷり付き合ってもらいましょう。



まぁそんな感じで、久々の花崗岩クラックは、私の場合はポチポチ、のんびり楽しみました。

って、ハードにやる日がくるのかはわかりませんが。




帰りのドライブは毎回違う、燃えるような夕焼けを見ながら。

溜息をつきながら、ぼーっと景色を見て帰ってました。

海が近い生活っていいなー。




カナダツアー終了

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あっという間に帰る日。(だいぶ省略しましたが)

今回は、私一人で車もなく、パートナーもなく、どうなることかと出発前はあれこれ考えたけど、

行ってみたら、毎日毎日、誰かから連絡が来て、「一緒に登ろう。」と言ってくれる。

岩場に行ったら、前からの友達に会い、そして新しい友達が出来る。

じゃぁ次は一緒に行こうか、という話をして新しいパートナーを見つける。


登らない日も、登り終わった後も、常に誰かと一緒にいて、一緒にご飯を食べて、

ヒマな時間など全くなく、むしろ時間が足りないくらい。


最後はみんなに、「来年の夏も待ってるよー。」と言ってもらえたし、

最後の日は、晩御飯を一緒に食べようと、カルガリーからわざわざ来てくれた人もいた。

異国の地で、たくさんの友達に囲まれて、本当に私は幸せ者だなぁとしみじみ感じた。


そして、そんな幸せな生活を送れたのは、日本や海外で一生懸命働いてくれている旦那のおかげです。感謝してもしきれないけど、言わせてください。


いつもいつも、ありがとう。

来年は、一緒にカナダに行こうね。紹介したい友達がたくさん待ってるよ。

そして、これからもよろしく。




2018年9月

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