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1/25、モンベル渋谷店で開催されたHidetakaさんのスライド&トークショーに参加してきました。


[Photo: Blue Water の広告より拝借]




1980年代後半から2002年まで活躍していた伝説のクライマーを知っている人は、今や少ないかもしれませんが、古いクライマーのakkymさんは、かつてフランス・セユーズで一緒に登ったことがあるそうで。

その話をよく聞いていたし、かつて彼が住んでいたレッドロックスのあるラスベガスに行くたびに、「スズキヒデタカはこんな良い所に住んでてんでー。えぇなぁ~。」と2人で良く話してました。

そして、カナダにいてた時に、知り合いから、「先週オーストラリアにカイトサーフィンしに行ったら、インストラクターの人は昔有名だった日本人クライマーらしいけど、知ってる?」と聞かれて、彼が今はハワイに住んでカイトサーフィンの世界で活躍していることを知りました。


そんなことも重なって、レジェンドとして尊敬するだけでなく、勝手に親近感を持っていたので、このスライドショーには是非行かねば!ということで、夫婦2人で行ってきました。



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スクリーンに映し出されるアメリカ、フランス、オーストラリアの写真たちを見て、歴史の移り変わりを感じさせるファッションにプププと笑ったり、ほとんど私たちが行ったことのあるエリアだったので懐かしさで顔が緩んだり。

また、彼ら(本人と亡くなった奥様)の生活スタイルも冒険的で、自由で、聞いているだけで、今すぐにでも旅に出たくなるような、そんな刺激的な時間でした。


イベントの後に、2人でヒデタカさんに挨拶しにいったら、akkymのことを覚えていてくれたのか、すぐ「あぁセユーズの!」と記憶がフラッシュバックしたようで。

年末年始にカランクに行っていたことも言うと、とても懐かしそうにカランクでの話をしてくれました。いやー、カランク、古い岩場すぎて今や身近でカランクの話しできる人なんていないっすよー。

(、、、と、その時は思ってたけど、1人コメントくれた人がいました。笑)


会場には、他にも、最近 "Stingrey"を日本人第二登したI君(本当におめでとう!)、JウォーラーのYさん、モンベルのスタッフには鳳来でお会いした素敵な女性クライマーさん、と豪華なメンツが揃いつつも和やかな雰囲気で、トークショーが終わってからもダラダラと残ってお話ししてました。

寒いし渋谷でちょっと遠かったけど、本当に行ってよかったです。



別れ際に、「まだしばらく日本にいるから、岩場で会えたらいいね。

でも、やっぱりフランスあたりがいいかな。美味しいワインを飲みながらね!」

とキラキラした笑顔で言ってくれたのが印象的でした。



本当にまたどこかでお会いできる日が来るといいなぁ。


いや、きっと会えると思う。

だって、世界は広くて小さいことを、私は知ってるから。






さぁ、早いもので今日が最後の日。


「もう飽きた」「ダルイ」と言いながら歩き続けた1時間のアプローチも今日が最後。

移動しよう、別のエリアにも行こうと言いつつ、結局ツアー中ここしか来なかったけど、

いつも天気は良かったし、曇りでも温かかったし、雨でも登れたし、悔いはなし。


さて、最終日の今日は、天気は雨は降ってないけど、曇りがち。。。岩場はどうかな~。



どよよ~~~~ん。。。。。


まぁ曇りでも雨でも登れるくらいだから大丈夫かな?

でも、気になっていることが一つ。

「いつもと雲の流れが逆。。。」


もしかして、、、と思ったら、、、、

やっぱり海風でしたーーーー。>_<


雨は降ってないのに、壁は一面ビッショリ。

あ、上の写真(↑)は、わかりにくいですね。


拡大写真(↓)。「ホールドの濡れ具合をチェックする人」です。


今まで曇りだった時はいつも内陸からの乾いた風だったので、

壁は問題なかったけど、今日に限って海からの湿った風が吹き込む曇りでした。。。


ベタベタで、とても登れる状態ではなく。

2時間くらい待って、「乾いてきたかな?」ということで、

私が試しに、10a くらいの簡単なルートを登ってみると、、、、

相変わらずベシャベシャ。。。怖くて、2ピン目くらいで決死のクライムダウン。無理です、ハイ。


さらに2時間くらい待ったけど、もう乾きそうにないので撤収することに。

まぁ天気は仕方ないので、最後の時間をまだ行ってなかった隣町のカシスへ観光。


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天気は悪いですが、キレイな観光地。


のんびり散歩して、、、



ケーキ屋に寄って、、、、



カフェでお茶(?)をして、、、(私はエスプレッソです)


シューズを爆買いして帰りました。。。

一人2足ずつしか持ってきてないのに、いつの間にか増殖したシューズ。テヘ



最終日がこんな感じに終わるのって初めてだけど、なんとも後味の悪い終わり方。

登れても登れなくても、筋肉痛になって疲れて飛行機に乗りたかったなぁ~。


というわけで、クライミングのお話はこれにて終了。


次回からは観光シリーズに続きます。(まだ続きます)






Calanques★Paroi des Toits④

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まだまだお世話になります、パル・デ・トワ。暑くて嬉しい☆


今度は私がakkymのRP待ちで、いつ別エリアに移動するかわからないので、

難しいのはせず、7台半ばをアレコレと。


そうそう。新しいシューズを購入。(写真右下は、小さい影で寝る人。笑)

ミウラ・ベルクロW's。色が白から青に変わったそうです。やっぱりミウラ最高。

ソリューションW's は、どうしても足に合わないのでもう諦めました。(ノω・、)


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さてさてakkymさん、起きてください!

いよいよRP秒読み+帰国へのタイムリミットが迫ってますよ!


日暮れを待って、満を持してのRPトライは手にロープが入ってしまい動けずテンション。



あともう1便出すか、明日のラストディに掛けるか悩む人。


結果、もう1便出しました。

が、核心超えて、よし行ったーー!!と思ったら、足がスリップしてフォール!あほぅ!


まぁ、明日には登れるでしょう?

天気も雨ではなさそうだし?



というわけで、早くも明日はラストディ。






Calanques★Paroi des Toits③

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繰り返しになるけど、akkymさんはこのエリアは2回目。

もうほとんどのルートを登ってしまっていて、後は遠くて無理なものや、クセのあるものばかり。

せっかくの海外ツアーで、待たせてお茶を濁すようになってしまっては申し訳ない、と

例の私の課題7c+、 プレッシャーを感じながら、もう必死でRPしましたよ。。。

2ゲキは無理だったけど、思っていたよりも早く終わってホッ。



さぁ、これでいよいよ別のエリアに行ける~!


、、、とはいきませぬ。

私が7c+ をやっている間に、akkymはクセのある別のルートに手を付けてしまい、

しかも登れそう。。。というわけで、まだ移動できず。。。(´д`lll)


まぁ私は登るルートまだいっぱいあるからいいけど、

私にも登れそうな難しめのルートがないんだよなー。(-з-)


akkymの新たなプロジェクト。長くて遠い系なクセのあるルート。



この日は私たち以外は誰もいない寂しい日。

、、、と思ったら、1人フラリと現れて、「一緒に登ってー。この岩場、誰もいないよ。」

はい、この岩場は人がいないんです。


というわけで一緒に登ることに。



今回、あまり英語の話せるフランス人に会わなかったので、

ここぞとばかりに気になるフランス語やフランス事情について教えてもらいました。


ずっと気になっていたフランス語、「マンゴッシュ!」。

登っている人に向かって叫んでる言葉なんだけど、なんて言ってるの?


答えは、、、、

「左手」でした~。(笑)

ちなみに、右手の「マン・ドワッ」は全く耳に入ってきません。不思議だ。


他には、フランス語に独特の女性名詞、男性名詞について。

なんと、全部の名詞が、女性か男性か決まっているらしい。知らんかったー!

ロープは男性、ハーネスは女性、「だからクライミングは男女の共同作業だよ」と言ってた(笑)。

あと、グリグリは女性、ATCは、、(忘れた)と、ビレイ器でも名前によって性別が違うらしい。


これを聞いて、フランス語は私には無理だ、と思った出来事でありました。。。







Calanques★Paroi des Toits②

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お世話になります、パル・デ・トワ。


さて、akkymさんのプロジェクト、始めて2日目でRP。おめでとう~☆

今回のミッション、早くも終了~。これで別のエリアにも行けますな。


、、、と言いたいところだけど、私の方は待ってる間に、7c が終わり、7c+ にトライ中。

「オレ、これ昔2ゲキやったからな。」といちいちプレッシャーを掛けてきて、イラっ。

モチロン2ゲキなんて無理ですヨ。(´_`。)

というか、アプローチのルーフの1手が遠くて、最初はトップアウトすらできなかったし。


核心も遠くて足が深いし、文句ブーブー。(`ε´)

でもなんとかムーブも作れたので苦手な遠い系ルートも頑張りますかー。

というわけで、次回もパル・デ・トワ。


帰りも、長大な岩場を横切りながら歩きます。






この日は、今回のミッション・コンプリートのお祝いで近くのブラッスリー(brasserie)へ。

ブラッスリーとは、(私のイメージでは)割と庶民的なビールとご飯が楽しめるバルっぽいところ。

行ったところは人気店のようで、ちょっとオサレでした。


メニューはフランス語なので分かるのは、チキンかビーフかポークか魚かの違いくらい。。。

まぁ、飲みメインの店だし、料理は値段も安いし、わりと軽めだろう。

少食の私たちも食べられるだろう。、、、と予想し、とりあえずチキン系の料理を注文。



すると、出てきた料理がコレ(↓)。

チキンのみ!重い!!



2人でこの1品でお腹いっぱいになり、2品目が注文出来ず。。。

野菜も食べたかったのに、なんとしょぼい胃袋。。。

やっぱり私たちは外食は無理だ!ということを再認識し、

これが最初で最後のフランスでの外食となりました。^^;







Calanques★Paroi des Toits①


さて、akkymさんの12年前の登り残しがあるというスジトンのパル・デ・トワ。


「あー、これこれ、この8a。懐かしいなぁ。」

とか言いながら取り付いてみたら、人工ホールドの付いた全くのルート違いでしたー。(*゚ー゚)>テヘ


、、、ってオイ!!ヽ(`Д´)ノ


気を取り直して、本物のルートへ。本物は足技多用なテクニカルなルート。全然違うし!

そして、やっぱり全然ムーブを覚えてないので、普通にイチからムーブを作り。ガンバレ~。



一方の私。

様子見でとりあえず、人気ルートの7b+を。あと一手でFLだったけどフォール。 

けど、その一手が核心なのであまり惜しくないのだけど。。


その後、少年と一緒に7c を。このルート、12年前にCruxの元スタッフH君がやってたルートらしい。

そんな前にこんな難しいルートやってたのかー、としみじみ。今も登ってるのかなぁ~。




そして、やたら話しかけてくるフレンドリーなお兄さんもこの7c をトライ。

なんと、数年前、日本で働いていて、鳳来でも登ったらしい。

そして、ホームジムはルカ・ラ・ガームだったとな!世界は狭し。


日本大好きのニコライ(↓)



1日の終わりは、淡いピンクとブルーに染まった空に見送られながら歩きます。



毎日一日中見てる景色なのに、何度も振り返ってしまう。

だってこんなに美しいから。。。







色々ありましたが、直前、って本当に1週間前になって決定した海外ツアー。

 ★行先は、フランスのカランク!

 ★目的は、akkymさんの12年前の登り残しの回収!


という明確な目標設定の中、カランクへ行ってきました。


【岩場紹介】

カランクは、南フランスのマルセイユ郊外のカランク国立公園内にある石灰岩の岩場。地中海に面した24kmにも及ぶ白亜の石灰岩と紺碧の海のコントラストが美しく、世界遺産に登録されていて観光地としても有名な場所。

DSC09142.JPG


その歴史は古く、1980年代にスポーツクライミングが始まった当時は大人気でした。今は世界中のクライマーはスペインを目指すけど、当時はクライミングと言えば、みんなフランスへ行ってたらしい。かのガストン・レビュファもマルセイユ生まれで、カランクで岩登りを始めたという。

そんな古い岩場だけど、ボルトはケミカルに打ち替えれて、ちゃんと整備されてました。

ただ、週末でさえ人も少なく、岩は磨かれまくってツルッツル!(笑)バケツのようなガバも淵がツルツルで、滑って全然レストできないという(笑)。モチロン、足もツルツルですYO!

でも、ルートは面白いし、その景色は色褪せることなく、地中海を見ながら太陽燦々の下で登るクライミングは本当に気持ちよかったです。



【アプロ―チ】

ということで、私は初めてだけど、akkymは2回目なので、もう勝手はわかってるはず。


エクス=マルセイユ大学のキャンパスの駐車場を使います。

しかし、大学は広いし駐車場といってもいっぱいある。どれだっけ?akkymさんも忘れてます。


これかな?と思って広い駐車場を偵察すると、燃えた車がありました。。。どういう状況??

ここはちゃうやろ~。てかここに停めたくないわ。


気を取り直し、正しい駐車場を見つけて、ようやく出発。

正しい駐車場には、タイヤが4本とも盗まれた車がありました。。。さすがフランス!


行くエリアは、スジトンという美味しそうな名前の岩場の、

パル・デ・トワといういかにもフランスっぽい響きのエリア。


アプローチは、大学から繋がるカランク国立公園への平らな散歩道をひたすら歩きます。

ジョギングしてる人やハイカー、観光客もたくさんいて賑やか。


この印で右に降りるのを間違わないように!基本的に赤✖に従って歩きます。


1時間ほどダラダラ歩くと見えてきた海岸線。全部岩なのでどこでも登れそう。



岩場に到着。デカい!!

岩場に着いてから、私たちが登るエリアに行くまでがまた長い。

珍しく賑わっていた日。普段は週末でも1~2パーティ。



ちなみに、トポにはこんなルートが!

9c !!! in 3012


そんな時代が来るのかな~。




というわけで、ようやくクライミングの記録に続く。。。

(長くなりそうな予感。)






南仏ツアー;エピローグ

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長かったようで、あっという間だった南仏ツアーから帰国。


akkymはすぐ仕事。

私もすぐ雑多な日常に引き戻され、、、

、、、と言いたいところだけど1週間以上もズルズルと時差ボケで苦しみました。。。


そして、家に着くとカナダにいる友達から素敵なクリスマスプレゼントが届いてた~

これ、手作りなんです!しかも、事前にうちの部屋の写真を送って、「これに合うデザインでお願い」っていう適当なお願いにもちゃんと対応してくれて、こんなオサレなのが出来てきた!

器用な友達がいて幸せだー。カナちゃん、ありがとう~~。

もちろん、これはお買い上げさせていただきました。


そして、自分たちのお土産を広げてみたらすごい量だった。お菓子ばっかり。


で、早速、お世話になったベルギー人の友達たちにも、お礼のカードと日本が誇るマネケンのワッフルとかとか色々送ってあげた。

無事に届いて、みんなすごい喜んでくれたみたいで良かったー。

でも、反応はそれぞれで、「日本製のワッフルって、、、超ウケたわ!」とか、

「日本のワッフル、まぁ悪くなかったけど、本場のワッフル食べに来てや!」とかとか。


これは、ビールとワッフルのために、ベルギー行かないとダメだねー。


楽しい思い出ありがとう。

また、会いましょう!






天気のいい日を狙って、みんなでベルドン渓谷にマルチに行きました。

ベルドン渓谷は、一般的には『ヨーロッパのグランドキャニオン』、クライマー的には『ヨーロッパのヨセミテ』と言われている昔からある超超有名エリア。

そして、その素晴らしい景観から、世界遺産にも登録されています。

世界の色々なところに行ったけど、道中の車内から見える初めてな感じの絶景に言葉を失いました。



渓谷の上部の台地に駐車し、そこからラッペルして取り付きまで。


冬のエリアは南面なので朝から太陽がバッチリ当たって長袖だと暑いくらい。

渓谷の底には、深い緑色の川が流れていて、カヤックやラフティングも盛ん。


取り付きに到着。

今回は、2パーティに分かれて、隣のルートを一緒に登ることに。

このルート、途中でX状に交差しているので、合流点でランチタイムしよう!ということで出発!

私とakkymは、"Les dalles groses (5+)、友達2人は、"Cocoluche (6a)"。


合流点で無事合流!のんびりランチを取って、再出発!


頑張れ~~!すぐ隣から応援。


2パーティの、フォローワーたち。


知らない間に、上から私たち2人がマルチしてる写真を撮ってもらった!なんか新鮮!!



次は私がリード。グレードは易しいけど、どのピッチも楽しい!!そして、何より気持ちいい!!!


のんびり登ったので、登り終えたらちょうど日暮れ前のいい時間。


最後にみんなで記念写真。

クライミングってグレードや☆の数では語れない良さがある。

非日常的なロケーションの中で、気の置けない仲間と、全てを忘れてクライミングという1つの楽しみを共有できるという、貴重な貴重な瞬間。

自分の短い人生の中で、彼らとそんな瞬間を共有できて本当に楽しかった。


クライミングというスポーツ自体も好きだし、難しいルートを登れた時はもちろん嬉しい。

でも、それだけでなく、人と人とを繋いでくれるクライミングが私は大好きです。


いやー、この1日で、5年分は若返ったね。(笑)








南仏ツアー;岩場④ Chateauvert

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ブラべの次は、シャトーベールに行きました。


ここは本当に素晴らしかった。

道路沿いというアクセスも去ることながら、岩の質、長さ、内容ともにどれをとっても素晴らしい。

昔は、小さくいまいちな岩場だったらしいけど、今はエリアも広がり、クライマー用の緊急用電話も設置され、アプローチ用のチェーンはピカピカに整備されていました。

でも、看板に『Chateauvert では、もうこれ以上ルート開拓をすることは禁止です』とありました。

ルート的には、飽和状態なのかな?


【Grand Face】

太陽燦燦、ポカポカエリアのGrand Face。40~50mのルートが並んでます。壁が白くて綺麗!

DSC04544.JPG


道路横には静かな緑の川もあって、本当にどこもかしこも緑 (Vert) でした。


「Le Chmatex (7a)」 のakkym。

同じく私。

持っていたロープが60mで短くて、登れるルートが限られてしまった。。。

長いロープを持って、また来たいです。


【Atlantis Cave】

ケイブ大好き、ケイブマン。また、ここでも来てしまいました、ケイブエリア。

目を付けたのは、看板ルート「Atlantis (8a)」 核心は、モノポケットからのランジ(↓)

「やってみたら?指細い方が入りやすいかも。」

と言われてやってみたけど、、、、無理っ!!このルーフで1本指ランジとか、指壊れるわ!


akkymも、このムーブ出来るとはいえ、「何回もやったら指が壊れるーーー!」と悲鳴。

最後は、泣きが入りながらもなんとかRP。

思わず、指とプレートを記念に撮ってしまうほど痛かったらしい。壊れる前に登れてよかったね。。。



で、敗退した私、ケイブ横の得意系(と思しき)薄被りのルート、「Kricket (7c)」に転戦。

カチカチの好き系だったけど、遠かったり、ランナウトしてたりで、核心のムーブを作るのに苦戦。。。

なんとかムーブ解決できたけど、もう時間がない!ルーフの8a とかやらんかったらよかった!

とブツブツ思いながら、1回目の繋げ便で気合のRP。嬉しー。


他にも、友達と一緒に人気ルート「L'essaim de  nat (6b)」を登ったり、、、


ケイブルートで、撮影会したり、、、


超長いサンドウィッチを作ったり、、、


大雨の日にダメ元で来たら案の定ビショビショで、、、


みんなでトップロープ大会をしたり、、、

、、、と、バリエーション豊富な遊び方が出来て、楽しかったです。

ちなみに、大雨の日、リードしてみたけど、5.10a も登れなかった~!!ショック!!(笑)


シャトーベール、今度は長いロープをもって、この岩場メインでもう一度来たいです。





続けて、番外編。(どーでもいい内容です。)


大晦日の夜、最寄りの比較的大きな町、St. Raphael で年越しカウントダウンイベントがありました。

眠いし、夜は極寒だし、深夜に出かけるのは正直乗り気ではなかったのだけど、せっかくなので参加。

何の前情報もなしに町の広場へ到着すると、すごい人で埋め尽くされていました。


何やら松明を持った人が現れたかと思ったら、、、


ヘビメタ系バンドがトラックの荷台に乗って登場。。。ほ、ほほぉー・・・?(何これ?←心の呟き)

DSC04390.JPG


と思ったら後ろから、コミカルバンドの演奏開始。

さらに、後方の上の方からは、クレーンで吊るされたサーカス団が近づいてきたーー!


歌い手、バイオリン、ダンサーなど、、さまざま。ほほー!!(←すごい演出に感動中)



演奏は更に盛り上がり、移動してきたサーカス団と一体になってクライマックスを迎え終了!

ダーン!!!素晴らしい!!


そして、いよいよ年明けカウントダウン。5、4、3、2、1、、、


ドカーーーン!! Happy New Year, 2014!!!!


みんな、周りの人とハグしたりキスしたりして、新年を迎えたことを祝っていました。

私たちも気分は高揚し、友達と「おめでとう!」と言い合ったりハグしたり握手したり。

いやー、1月1日の瞬間ってなんでこんなに特別なんでしょ?


その後は、地元の人は続々とカジノへ。

みんな、新年早々パーッと使い込むのかな~。日本のパチンコみたいに。。。


毎年、年越しは海外にいるけど、こういうイベントには参加したことなかったので、とても新鮮でした。

人がたくさんいて密着してしてたおかげで全然寒くなかったし。

出演している人たちは、ペラペラの衣装で凄く寒そうだったけど、パフォーマンスは素晴らしかった!

ありがとう!!


で。こういうイベントの後はどこの国でもお決まりの大混雑で、駐車場が大渋滞で出るのにすごく時間がかかりました。

私は爆睡させてもらったけど、運転してくれた友達は、眠くて辛そうでした。

連れて来てくれて、ありがとうね。


2014年もよろしく!





クライミングが終わったら、とりあえずバーへ。

ビール王国・ベルギーでは、食事「前」に友達とバーで一杯ビールを飲むらしい。

へー!ご飯前にビールだけ!?


そして、ワイン王国・フランスは、ビールはあまり作ってなくて、

ランスで売られているビールのほとんどがベルギー産らしい。へーー!!

(ちなみに、ベルギーでは800種類くらいのビールがあるそうです。。。)


というわけで、ベルギーの慣習にならい、ビールを一杯引っかけてから家に帰りました。ゲフ。

特に、このLeffe と Graimbergen というのが美味しかった。共にベルギー産。


そして、家に帰ってご飯。

食事の時の飲み物は、普通は水かワイン。えー、ビール飲もうよ~(笑)。


私が食事担当の時に、日本のカレーを作りました。

かなり好評で、鍋についた残りもパンでこそいで食べてくれました☆ 嬉し~♪


みんなが集まったときは、ゲームをしたり。

「Buzz it!」というカードゲームなのだけど、要は山手線ゲームみたいな感じ。

フランス語はさっぱりなので、英語にしてもらって参戦。

1回戦はビリだったけど、2回戦はビリじゃなかった~!いぇい!


得意げにカードを切るオリビエ。


また、ある晩は映画をみんなで見たり。

友達が持っていた映画が、"Emperor  『終戦のエンペラー』2012"で、第二次大戦後、昭和天皇に戦争責任があるかどうか、 という若干重めのアメリカ製の歴史映画。

はたして外国人には理解できるのか?、と心配したけど、アメリカ製だったから、日本のわかりにくい部分(文化や気質とか)がカットされていてわかりやすかったようです。

でも、映画の中で「ホンネとタテマエ」の話があって、友達の一人が気に入ってしまい、それから私が何を褒めても、「Is it タテマエ?」と言って疑うようになってしまったー(汗)。

「ちがうよー!ホンネだよー!」というやり取りを繰り返すことに。

日本人の繊細な心遣いを説明するのは難しいですね。。。


そうそう。この映画に出てくる日本人俳優さん、みんな英語の発音が上手でビックリしました。

個人的には、東条英機役の中村雅俊の英語のセリフが印象的。オススメです。

ちなみに、マッカーサー役は、ジョージアのCMのあの人でした。



そしてそして!もう一つのお楽しみは、食後のティー・タイム☆

ビール王国でもあり、チョコレート王国でもあるベルギー人は、食後に必ずお茶タイムがある。


チョコレート、ビスケット、ケーキ、アイス、、、毎日メニューを変えていろいろ用意されている。


これなんて、手作りケーキ。。。しかも男性の。


あーーー、どんどんデブってゆく。。。









ヨーロッパでは、家族と過ごすクリスマスが終わった26日から、民族大移動が始まります。

毎年、この頃から各国のクライマーが集まり、岩場も混んでくる感じ。

今年は、ベルギー人の友達が南仏に来るというので、合流して一緒に遊ぶことになりました。


宿は友達の友達の別荘で、場所はプロバンスにあるバニョール [Bagnol] という片田舎。

先に到着した友達から、「超わかりにくいところにあるから!」というメールが来たけど、

大雨の中、なんとか探し当て(akkymが)、無事到着。


着いたのが夜だったからわからなかったけど、翌朝、起きたらこんなに素敵な家でした。


昨夜の大雨から一変。快晴。


バニョール村から車で5分くらいのところにある、ブラべ [Blavet] という岩場に行きました。


アプローチは、降りるタイプ。写真(↓)は、丘の上の駐車場からプロバンスを一望しているところ。


ここら一帯の岩は赤く、トポには花崗岩とあるけど、観光用ガイドブックには赤斑岩という火山岩の一種という不思議な岩質。乾きも速い。


紺碧の青空と、赤茶けた岩との鮮明なコントラストが、イメージしてたフランスと違って新鮮。


グレード的に難しいのはそんなになかったけど、どれもこれも本当に面白かった。


後ろには壮大なプロバンスの風景が広がっていて、本当に気持ちいい。


薄被りのテクニカルな下部から、ルーフ超えでパンプする「Tupuduku (7b+)」(↓)。超オススメ。 


帰りは、ピンクに染まった風景に足を止められ、なかなかすんなり帰れません。(笑)


日が暮れると、村に明かりが灯り、また足を止められ、、、

空があって、山があって、湖があって、オレンジ一色に統一された村の明かりがある。

装飾も看板も何もいらない、シンプルな景色が一番美しい。


はぁ~。


毎回ため息しか出ない。





南仏ツアー;岩場② Castillon

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次に訪れたのは、カスティリョンという岩場。

ニースから車で1時間ほどで行けます。ほとんど高速なので行きやすい。

目印は、王冠のような橋。なんかわからんけど、カスティリョンって感じでカッコいい。


ここは、「Mortal Kombat (モータル・コンバット)」という8b+のルートがあって、かの大先生がOSされたことでも有名なのだけど、2Pあって、1Pまでだと7c+。

ツアー中に8b+を登るのは無理だけど、1Pだけでも登りたいなー、と思ってました。


他にも、アダム君が登った〇〇とか、エンゾ君が〇〇を登って、それを薦められたティト君が登った、、、とか結構ヨーロッパでは有名なエリアなんだけど、あまり日本人が来たって聞かないなー。なんでだろう?

世界には日本人には知られてないいい岩場がいっぱいありますよー!超オススメ!


前傾の典型的なコルネ壁!


ここも高台になってて遮るものが何もなく、しかも南面!

海も近く、太陽光も倍増のポカポカエリア


しかし、そんなオススメエリアですが、あえて欠点を言うとすると、、、「足場が悪い」。

ツルツルに磨かれていて、ロープをもって移動するたびに谷に滑り落ちそうなります。。。(笑)


さて、件の "Mortal Kombat (1p/7c+)" のakkym。

サクサクとムーブ解決して、初日に登れるかと思ったけど、最後の詰めが甘くフォール。。。


一方、私。意外とパワフルなボルダームーブで苦戦。。。

結果からいうと、この後雨が降って、このルートはずーっと染み出してしまい、登れなかったー。。。

まともに1日しかトライできなかったので残念だけど、他のルートは登れたので、まぁいいか。


海の近くのクライミングは、夕方も素敵な景色を見せてくれます。


夜には王冠のような橋がライトアップされて、さらにカッコよし!


そして、特筆すべきは、近くにあるブーランジェリー(パン屋兼ケーキ屋)。

フランスには、パン屋が日本のコンビニくらいあってどこも美味しいのだけど、ここは特に美味しかった!


ケーキもやはり美しい。。。


毎日食べたらダメかなーーー、とちょっと気にしながら、結局毎日食べてしまった。。。



南仏ツアー;岩場① La Tubie

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始めに訪れたのは、「ラ・チュルビー(La Tubie)」という村の外れにある岩場。


この村は観光地としても有名なので、登りに行く前にちょっと村に立ち寄りました。

観光の目玉は、ローマ皇帝アウグストゥスがこの地を征服したときに建てた、白い大理石の円柱、その名も「トロフィー」。

近くで見たかったけど、シーズンオフで閉まってました。(でも高台に建っているので、遠くからはよく見えます。)

ということで、村をブラブラ。ヨーロッパらしく、クリスマスの装飾がどの家もカワイイ。

DSC03941.JPG


そして、パン兼ケーキ屋が美しい!

パンを買いに来たのに、ケーキにばかり目がいってしまう。


さすがフランス。マカロンタワーがそこここに。


そんなことをしてたら暖かくなってきたので、岩場へ。

アプローチは、村から少し外れた所の台地の上に駐車して、下に降りていくタイプ。

駐車場から見た景色。おぉ!フランスっぽい!


そして、この岩場のすぐ向かいは、かのセレブ国、モナコ公国となります。

岩場、海、ビル群、、、という異色な組み合わせな風景の写真は、なんか合成っぽくなった(笑)。


岩場には先客が一人。ソロで登ってました。

バックに見えるのは、IAEA、モナコFCのグラウンド。サッカーだって見れちゃう。


こちらはケイブ大好き、ケイブマン。フランスでもケイブに誘われてやってきました。

行ったのは、「Big Ben」というエリア。


しかし、ケイブ内にある看板ルート、"Big Ben (7b+)" にはいまいち心惹かれず、側面のコルネルートを登りました。


見た目以上に大きいこの岩場。

スケールにすぐに馴染めず、なんとなく取り付いたルートがめちゃくちゃ長かったー。

しかも傾斜が寝てくる後半は、ランナウトしてていきなり痺れました。。。結構好き系だけど(笑)

降りたらロープギリギリでした。


初日ということで、軽めに登って終了。

しかし、「地中海の宝石」と呼ばれるモナコの夜景は凄かったー。

こんなに近くに岩場があるのが、やっぱり不思議な感じでした。

楽しかったから、また来よう!


、、、と言いながら帰ったけど、結局もう1回来る機会はなかったなぁ。

いや、とてもいい岩場だったのだけど、他にもいい岩場がありすぎて。。。





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