Jumbo Pass

 

2011年2月1日の記録/1日目  

 ●時間 : 出発 9:35 → 疎林帯 12:50 → 滑走開始 13:30 → ハイウェイ 14:30

 ●標高 : 1,300m→ 1750m (450m)

 ●気温 : -15℃~-20℃(パスにて)

 

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ロジャース・パスでもう1泊したおかげで、疲れも取れ、昼ごろにキャンモアに戻って、

翌日からのツアーの準備をバタバタとしてると、1日があっちゅーまに終了。

 

(※前日のロジャース・パスの記録はこちら

 

そして、その翌日。

再び早朝発で向かったのはBC州にある、パノラマ・リゾート。一大リゾート地です。

そこから、なんと、ヘリをチャーターして、ジャンボ・パスというエリアにひとっ飛び。

ここのエリアはヘリスキーで有名なのですが、そのヘリスキーの合間に、

我々も運んでもらうことに。彼らにとってはやっつけ仕事かもしれないけど、まぁその分安かったです。

 

ヘリスキーの上客と一緒に、ヘリの乗り方を事前に教えてもらいました。

ヘリは高いから、スキーをぶつけるな、とか、

この位置に立つと、プロペラに巻き込まれる、とか・・・。

SANY0264.JPG 

さぁ、乗り込みの瞬間。

風圧が激しく、雪を巻き上げ、人も荷物も押し込まれるように搭乗。 

 この日もド・ピーカンな青空が広がってました。(英語で、ブルー・バードと言います。)

  Canada_00398.JPG

ものの10分ほどで目的地に到着。いやー、ヘリは速いね。

SANY0263(1).JPGそして、ヘリは私たちを残し、雪煙を巻き上げ去っていきました。

おー、これで完全に外界からは完全隔離。

IMGP0243.JPG ハット周辺は、こんな感じ。半分雪で埋もれてます。もう雪は充分。

先客が滑った様子もなく、まっさらな 雪原が広がってました。

Canada_00417.JPG

まだ周辺の概念を把握できてないので、偵察がてらハットの前の谷を滑りました。

アプローチ、ほぼゼロでドロップイン。 

DSC03353.JPG

 

滑ってトラックを付けるのが、もったいないくらいの美しい斜面でした。(Rider ; akibax)

Canada_00426.JPG  

遠くから見るとこんな感じ。雄大な景色をバックに滑ると絵になるなぁー。(Rider ; akkym) 

00047(1).jpg

  

初日は、この谷を3本ほど滑って終了。半日だったけど効率よく滑れました。ハット・スキー最高。

夕焼けは、「パタゴニアみたい!」な感動的な空の色。誰も行ったことないけど。 

Canada_00433.JPG

夕食は、パティを焼いてハンバーガーとサラダセット。1人だけトリプル・バーガーになってました。

動いてないけど、高カロリーな食事。

DSC03379.JPG

ハットもcozy で快適。

DSC03377.JPG

数日前のロジャース・パスがウソのような美味しい食事でした。

さぁ、明日は朝から滑るぞー! 

 

 

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2011年2月2日の記録 /2日目 

 

Jumbo、2日目。

感動的な朝焼けとともに1日が始まる。

Canada_00443.JPG

本日は、アサイチに小屋裏の無名峰に登ってみました。

上に行けば行くほど、風も強く、風紋もクッキリ。逆斜面は、完全に吹き溜まりでNG。

DSC03383.JPG

登頂記念に、鹿島槍と五竜をバックに写真を撮って、さっさと降りました。

DSC03393.JPG

ウインドクラストの斜面から始まった1日。ちゃんと滑れてるっぽい奇跡の一枚。(Rider ; 私。)

Canada_00471.JPG

この後、下の樹林を抜けると、突然、7~8mの大クリフが出現。

一番滑走者のakkym、予期せぬ大ジャンプに脇腹を強打、

知ってて突っ込んだakibaxは、着地時に膝でアゴを強打。。。

とりあえず、外傷はその場で応急処置。

ビフォー。                          アフター。 DSC03399.JPG   DSC03400.JPG

 

 

 

 

 

 

 

一旦ハットに戻ってお昼休憩も兼ねて、心身ともに落ち着ける。このお手軽さがよろし。

DSC03405.JPG

そして、懲りずに2本目。

ひゅーひゅー。かっこいいねぇ。(でも、アゴが・・・)

00057(1).jpg

下から見ると、こんな感じ。(Rider ; akkym)

この斜面、全体的にクリフバンドが走っているのだけど、今回は、クリフが隠れていて、

雪の繋がっているところを滑りました。(あ、私は横滑りで。)

00053(2).jpg

滑り降りてきた斜面を見上げる。

ひょー。長さもあり、クリフ有り、樹林あり、となかなかエクストリームな斜面。

私もこんなところを滑り 降りれるようになったなんて、、、感激。。。

IMGP0310.JPGまだまだ滑れるところはいっぱいあります。

クリフも大きいのから小さいのまで各種取り揃えています。

ご要望、ご自身のレベルに応じて楽しめます。

Jumbo、ポテンシャルは無限ナリ!

Canada_00528.JPG1日しっかり滑った後は、夕日が当たった山に足を止めつつ、ハットに戻りました。

 

 

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2011年2月3日の記録/3日目 

 

この日は残念ながら曇天&雪。

なので、樹林帯をのんびり滑りました。

のんびり?

Canada_00558.JPG

あ、のんびりしてたのは私だけでしたか・・・。

他の2人は、今日も攻めて滑っていました。

晩は、キャンドルに火を灯してムーディに、、、てか、燃えすぎ。。。

IMGP0367.JPG

この火を見て興奮したakibax が「雪請いの舞い」を踊ったので、翌日はエライことに・・・。

 

 

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2011年2月4日の記録/4日目

 

本日は、朝から吹雪。視界もないので小屋で待機。

ポテチを賭けた「大富豪」したり、、、(超久しぶりで、ルール忘れてた~)

IMGP0372.JPG読書したり、、、論文読んだり、、、、地図を見たり、、、

IMGP0376.JPG小屋の中で日長まったりと過ごしました。

パウダーが目の前にどっさりあるのに、滑れないなんて・・・・とは思いますが、

こんな場所で、こんな時間の使い方をするなんてある意味ゼイタクだ。

これはこれで、とても貴重な瞬間なのです!


・・・とは言うものの。

さすがに、1日沈殿していると遊びのネタも尽き。。。

人間、やることがなくなると、普段やらないことを思いつくようです。

ということで、いきなり始まった『ザ・タイツ・ショー 2011 ウィンター・コレクション』。

Canada_00588.JPG Canada_00589.JPG

 

 

 

 

 

 

 

カメラマンakkym に乗せられて、自然とポーズを決めてしまいます。

最後は、デザイナーAKB氏による斬新なイエティ・スタイルを披露していただいて完。(怖っ!)

IMGP0380.JPG

変なテンションで盛り上がって1日終了。

全く動いてないけど、夕食もガッツリ食べ、晩もよく寝れました。

 

 

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2011年2月5日の記録 /5日目 

 

 

早いもんで、最終日。

行きは楽してヘリでびょーんと10分ほどで到着したけど、帰りはえんやこら、スキーアウト。

しかも、谷沿いの道はかなりフラットなので、1日がかり(もしくはそれ以上)を覚悟しなければいけない。

ということで、夜明けとともに出発。幸い、雪はやんで視界も明るい。

4日間過ごしたハットともお別れ。名残惜しいなぁ。

DSC03418.JPG

で、これがツアー最後のスロープ。なかなか良さそう。

Canada_00595.JPG

ラストランは、前日の大雪でツアー最高の雪質でした!スプレー上がりまくり~。

IMGP0389.JPG

akibax も、ふぉーふぉー叫んでました。

00065(1).jpg

私も、最後にこの4日間教えてもらったことがうまくできて最高の滑りができました!

でも雪質のおかげかな?

そして、この最高のスロープ、結構長かった~。

何回かピッチを切って滑ったけど、ワンプッシュで滑るとかなり満足感が得られるかと。

ジャンボも、ヘリスキーエリアになっているのだけど、おそらくこの斜面がそうでしょう。

・・・ということに気づいたのは最終日。むむー。

もっと早く気づいていれば、この長くてオープンで、でも適度に樹林がある斜面を回したのになぁ。

楽しい時間はあっちゅーまに終了し、ここから長い長いクロカン・レースが始まります。

スノーモ―ビルが圧雪してくれた林道をひたすらクロカン。

しかも、平坦なだけでなく、登りも多いし~~~。

SANY0268.JPG 途中、何度も休憩を取りながら、SANY0267.JPG

ひたすら、ひたすら平坦な道を歩き続け、

00072(1).jpg駐車場に着いたのが午後17時。腕と足がヘロヘロ~。

SANY0269.JPGでも、明るいうちに降りてこれて良かったー。

5kmの滑走と、23kmのクロカン、計8時間半かけてスキー・アウトしました。ヘリだと10分・・・。


次回は帰りもヘリだな。

この日はゴールデン泊。

明日も朝から滑るでぇ~。

 

 

 

 

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