2011年9月アーカイブ

1年前、キャンモアに来る前は、友達できるかなぁ・・・ととても不安でした。

しかし、そんな不安も忘れるくらい、ジム、岩場、ホームパーティーなどなど、

どこに行っても、日本人、カナダ人に限らず、みんながウェルカムで温かく接してくれて

本当に居心地が良かったです。

気がつけば、ずっと前からここにいたかのような、これからもずーっとここに暮らすような、

そんな錯覚を覚えるほどに、すっかり馴染んでしまいました。

そして、有難いことに、9月の後半はたくさんお別れ会を開いてもらっちゃいました。

（自らも自分たちのお別れ会を開いて、集まってもらいましたが・・・。）

日を変え、場所を変え、同じようなメンバーで、よく集まりましたなー。

バンフでの手作りピザパーティーの巻。ピザ生地もネタもめちゃくちゃ美味しかったです♪

あのルートのあのムーブを話し始めたら、手が出て足が出て、熱くなるのは万国共通。 

カルガリーでもたくさん食事会にお呼ばれしました。

カナダ料理を食べて帰れ、と濃い濃い肉をたくさん食べました。 

キャンモアでの最後の晩に、うちの食材をみんなに引き取ってもらう会、の様子。

賞味期限切れのものもあったかも？

最後は寂しくて泣くだろうな～、と思ったけど、

またすぐ会えそうな気がして、あんまり悲しさはありませんでした。

そんな感じで、またキャンモアに遊びに行きたいと思います。 

 「一山一会」

どこの国でも、人との出会いを大切にしたいです。

ボゥ・バレーのみなさん、1年間たくさん遊んでいただいて、ありがとうございました。

これからも夫婦共々よろしくお願いしますねー。

レイク・オハラのラーチがあまりに美しかったので、ラーチバリーにも行ってきました。

普段はクマがいるので4人以上のグループでないと入れないのだけど、

今はハイシーズンで、すごい数の人が歩いているので、規制はナシ！

ということで2人で行ってきました。

ラーチは標高の高い所にしは生えないので、黄色の中に入りたければ、登らねばなりません。

スイッチバックの単調な登りを繰り返した後、ついに、天上の楽園に到着！

おぉ～！！ラーチだ、ラーチだ～！

わー、テンション上がる～！！

 さらに進むと雪がついてました。

雪と紅葉も味があっていいですねー。好きです。 

 しばらくすると、どんどん天気が下り坂になり、風が出て、雨が降りそうだったので、

パスまで行かず速やかに下山。

駐車場に着いたら、雨が降り出し、ナイスタイミングでしたっ！ 

最後の週末の日曜日はカルガリー・クライマーと登りに行きました。

8人くらいで Begle&Co で朝ご飯を食べながら、どこ行こーかー。とダラダラしながら、

相談し、結果、アセフィルとなりました。（やっぱり、最後はここか！）

久しぶりにおてんば娘犬のペッパーに再会。相変わらず、悪さばかりしてました。（笑）

この日も全然寒くなかったなー。あの極寒の7月は何だったんだ？

ローワーは今回2回目だけど、面白いルートがいっぱいあって、もっと来たら良かった！と

思いました。 

彼女は、ローワー・エリア大好きです。 

Dのビレイをする私（写真下）。

実は彼は右手の指がありません。

でも、いつも普通に、本当に普通に登ります。彼にとってはそれが普通なのかもしれません。

この日は、5.13aをトライしてました。スキーもポール1本で滑ります。（しかもメチャクチャ上手い）

 きっと私だったら諦めたり、僻んだりして、腐ってるだろうなーと思います。

そして、彼の奥さんのTは、とても小柄な女性です。

私よりもうんと小さいのですが、一緒にThe Hood をトライしてました。

小さい人には厳しいルートなのだけど、後ろ向きなことは何一つ言わず、

私にも「できる、できる！」といつも言ってくれました。

この夫婦は、色んなところでとても刺激をくれた夫婦です。

いよいよカナダでの最後の週末。

土曜日は私たち2人だけで、レイクルイーズに行ってきました。

太陽高度がすっかり低くなって、いつもの時間も日が当たらず、初めてリフレクションの写真が

撮れたとakkym は喜んでおりました。

 レイクもすっかり秋です。

奥から見た、シャトーレイクルイーズ。

景色はすっかり秋だったけど、気温はググンと28℃くらいまで上がりました。

ちょっと暑すぎ、、、

太陽光も強烈だったので、帽子にサングラス、タンクトップ、、、という変なスタイルで登りました。

バックの紅葉と、ちょっとミスマッチ・・・。

レイク・ルイーズでは2人とも、あんまり難しいのをせず、オンサイト中心でやってました。

最初は楽しかったけど、だんだん飽きてきて物足りなく感じる、、、というのはワガママか？

もうちょっとピリリと辛い難しめなルートをやって、「できないよー・・・。」と凹みたい！

と思うのは、クライマーの性なんでしょうか？

ま、それでも毎回宿題を残すことなく登れたので、気持ちよく終わることができました。

朝食の後、早速撤収。快適なキャンプ場でした。

本日は、昨日のコースの向かい側、Odaray Highline を歩きます。 

ここは、動物保護のためにボランタリーに1日4パーティーまで、という規制がされています。

私たちは、ちょうど4パーティー目だったので入ることができました。

さっそく、レッツ・ゴー。

昨日歩いたサーキット・トレイルが見えました。よく歩いたなぁ。

 さらに上の Grandview まで上がって、のんびり景色を見ながらゆーっくりしました。 

昨日たくさん歩いたので、今日はのんびりコース。 

降りたところに、レイク・オハラ・ロッジがありました。

看板を見てみると、3時から4時の間は「ハイカーズ・ティー」があるらしい。

ちょうど3時半くらいだったので、お茶にしました。

これが、 1人10ドルで食べ放題・飲み放題です。幸せ・・・。

お腹も満たされたところで、16：30のバスに乗って駐車場に帰りました。

いやー、いっぱいラーチの紅葉が見れて、満足満足。

ここは、今までハイキングした中で本当に一番最も美しい場所でした。

レイク・オハラ自体も美しいですが、他にも大小さまざまな色と形をした蒼い湖もきれいだし、

その湖を見渡せるような地形とそれを活かしたサーキット状のトレイルと、群生するラーチ、

全てが完璧だと思いました。（言いすぎかな？）

今度は夏にも行ってみたいなぁ、と思うけど、やっぱり紅葉の時期がベストかな？

秋のイベントとして、紅葉真っ盛りのレイク・オハラにハイキングに行ってきました。

レイク・オハラは世界中の人の憧れの場所。

自然保護のためマイカー規制がされているので、駐車場からは専用バスか歩きになるけど、

林道歩きは11kmと、とても長いので、普通は専用バスで入ります。

そのバスが3ヶ月前から予約可能で、1日の人数は制限されてます。

世界中から現地時刻の朝8時に一斉に電話がかかり、一瞬で席がなくなるそうです。

急に行こうと思ったので、もうあいてないだろうなー。とダメもとで電話しました。

「9月で空いてる日はありますか?」と尋ねたら、

「日帰りハイカー用の席は満席だけど、キャンプ場泊なら席があいてるよ。」とのことだったので、

1泊2日で行くことに決定。ラッキー☆

そして「キャンプ用具を持ってこなかったら、バスには乗せませんよ。」とのこと。

日帰りと泊まりで席が分かれているようでした。

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さて、当日。

バスは、キャンプ場の目の前で停車。

こんなに近いんだったら、もっと酒とかもってくるんだったーーー！と思うくらい楽。

テントを張ってさっそくスタート。

私は初めてラーチの紅葉を見るので、すごく楽しみでした。

（1年前、カナダに来た時は、すでに落葉してたし。コチラ→フェアビュー・マウンテン）

太陽は顔を出さなかったものの、雲もかからず、雨にも降られず、ラーチの紅葉を一望しながら

トレッキングできました。

初日のコースは、Huber Ledges ～　Lake Oesa　～　Opabin Platoe ～　All Soul's Alpine Route　～　Big Larch　～　camp site。

さて、明日は晴れるかなー？

9月上旬。

ある一人のブレイブな友人のおかげで、あっという間に時間が流れた。

9月に入って、雲ひとつないド快晴が続くロッキー。いいねぇ。

お気に入りのレイク・ルイーズに、リゾートクライミングに行ってきました。

akkym はトラッドをしてたけど、コーツァイトにプロテクションを入れるのは、慣れないと怖いらしい。

私はトラッドは砂岩と花崗岩だけにしたいので、パス。

ボルト・ルートで12台オンサイトトライをしました。あー、相変わらず失敗ですが。。。 

akkym も途中からボルトルートに参戦。ハングを足ブラ＆ダイノで思い切り登ってました。 

結局、夜まで雲がなく、気持ちのいい1日で終了。

スコットランドの伝統行事、ハイランド・ゲームがキャンモアで行われたので、

覗きに行ってきました。

名前の通り、スコットランドのハイランド地方の行事らしく、男の人も女の人も、大人も子供も

みんな伝統衣装のタータンチェックのスカートをはいて可愛かったです。

どうやらカナダ中のスコットランド移民が参加しているようで、地方ごとにチームが編成されてました。

種目は、バグパイプの演奏やら丸太投げやら色々あって、成績は個人ごと、チームごとに発表されてました。

閉会式のようすはコチラ（↓）。

要は、スコットランド移民、大運動会みたいなもんか？

この後は、スコティッシュ・ビールとスコッチ・ウイスキーで盛大に打ち上げが行われたのは

言うまでもないでしょう。

キャンモアのダウンタウンをブラブラ歩いていたら、ギャラリーに飾って写真がふと目に留まりました。

なんじゃこりゃー！

こ、これはどういう状況？

エサをしっかり踏んだグリズリーと、ウルフが睨み合ってます。

この写真のことが詳しく知りたくて、ギャラリーに入ってみました。

 前後の写真とエピソードがありました。

この写真を含めた写真集の広告を見つけたので、まぁ見てみてください。

ウルフはやはりパック（集団）、ズルいなー。

場所は、バンフ国立公園内。

このエサを巡る戦いは数日間に及んだそうで、睨み合っているのは一時休戦し、

話し合い（？）が行われている様子らしいです。

その瞬間を写真に撮ったら、そのシャッター音に気づいて2頭がこっちを見た、という

恐ろしい写真もありました。

こんな瞬間に立ち会いたくないけど、こんな写真が撮れるなんて凄いなー、と感動し、

写真集を買って帰りました。

ちなみに、私が最近見た異種動物間交流（？）の瞬間は、これ。

Dog vs Pika。 場所は、グラッシー。

平和っすねー。 

3日間、冬が来たかのような日が続いたと思ったら、

また夏が戻ってきましたーーーっ！！気温25℃前後。暑っーい♪♪

というわけで、やり残した宿題をやりに、Ha-Ling Peak へ。

キャンモアの町ならどこからでも見える大きな三角の山。

ここにはメキシコ以北のスポート・ルートでは最長のマルチ・ルートがあります。

ずっと登りたかったルート、"Sysphus Summits, 5.10d" に行ってきました。

アプローチのガレ場。

さぁ、Go up!! 北壁なので、日は全く当たりません。

全部で21Pだけど、1ピッチ25mなので、1P目以外2Pずつリンクして登りました。

ぐんぐん高度を上げて行って、振り返ると大好きなキャンモアの町を一望。

今まで過ごした町を見て、この1年間を噛みしめながら登りました。

ルートはスラブなのだけど、ホールドはガビガビしていてカチが多かった。

ロッキーの石灰岩スラブに慣れてないと5.10dでも難しく感じるかもしれません。

ボルトの位置もずれてたりして、ルートファインディングが難しかったデス。

あと、前後に良いレッジがあるのに、やたらハンギング・ビレーさせられて？？？なところもありました。

ピーク到着！全ピッチ、オンサイト。

所要時間、8時間。まぁ普通かな？私が登るの遅いので、スピード上がりませんでした。。。。

そして下山。

全長500m。初めてこんな長いルートを1日で登りました。

ヘロヘロ、腕パンパンになるかと思ってたけど、スラブで基本足で登る感じなので、

意外と疲れませんでした。

というわけで、Ha-Ling Peak を見ながら、乾杯。

いい1日でした。 

えーっと。

2日ほど前までは、ビールがおいしい毎日だったのですが、、、

9月1日の今朝、窓の外を見ると、、、、、

山が白くなってました。。。気温3℃。ちーん。 

えっ？

もう夏、終わりですか・・・？？？

まだやり残したことがたくさんあるのに、、、、（涙）

悲しかったので、久しぶりにビジョン（ジム）に行きました。

まぁ人に会えて、話せて楽しかったのだけど、、、、

もうちょっと外で登らせくれーーーーーー！（叫）