すっかり夏が終わったロッキーからバンクーバーに戻ると、
木々は少し黄葉し始めてはいたけど、まだ湿度を感じるほど暑い夏が続いていました。
akkymがまた仕事でいなくなってしまうので、あまり日数はないけど、
『花崗岩の5.13を登る』、という個人的な目標が達成できてなくて心残りだったので、
何かいいルートはないかと探してました。
しかし、スコーミッシュであまり素直な13っていうのが少なく、ちょっと癖があったり、
傾斜もホールドもほとんどなかったり。
そんな中見つけた"Presto"も例外ではなく、最初に取り付いた時は意味がわからず、
もう何本も花崗岩の13を登ってるakkymも、「こんなん絶対無理!」と断言。
この、カンテのタワーを直上するのが "Presto(5.13a)" チョークべったり。
私も全然ムーブがわからず、トップアウトもできない感じだったのだけど、
トポに「マジックムーブがあるよ」って書いてあったので、何かあるだろうと、諦められず。
akkymがその晩、ソニーがPrstoを登っているビデオを発見し、見てみたらなんか簡単そう!
akkymが見つけた、ソニーのビデオ(↓)
※最初、ビレイヤーがロープについてアレコレ言ってますが、飛ばして1:20くらいからどうぞ。
「なんかできそうな気がする!」という根拠のない期待して再びそのルートにトライするも、
ソニームーブは全くできず。。。。
それでもしつこく繰り返していると、2人ともそれぞれ全然違う変態ムーブでなんとかTO。
が、どちらも確実性のないボルダームーブで、そこだけやってもなかなか成功しない。
逆光になって眩しいですが、akkymの変態ムーブ。
それでもしつこくやっていると慣れて来て、いつもの通りakkymの方が核心を突破して
なんと登ってしまった。。。。えー、、、マジー。。。
つい前日まではムーブすら確定してなかったのに。。。
はぁ、また置いていかれたーー。(T_T)
残る日程はレスト明けの1日だけ。あー、、またこのパターン・・・。(ガクッ)
しばらく仕事で登れないakkymに無理を言って、あと1日だけこのルートに付き合ってもらいました。
「お前、まだワンテンにもなってないやん。」
はい、その通りです。でもなんか登れる気がするんです。
すぐに削れて消耗してしまう指皮を、日本から持ってきた『メモA』という指皮再生クリームを
塗りたくって挑んだ最終日。
1便目でワンテンになり、
2便目では核心でフォールして、涙がチョチョギレましたが、
3便目で登れましたーーー。良かったーーーー!!
一方、最近、余裕をもって宿題を終わらせられてるakkymさんは、隣の"Hypertension"という
リービテーションの5.11aを登って、これまたスッキリとシーズンを締めくくっておられました。
翌日、akkymを空港に送りに行ったその日から本当に雨季が始まったようで、
ほぼ毎日雨降りの天気が続いたのでした。
いやはや、本当に色んな意味で最後のチャンスだったようです。
しかし、もういい加減この最終日まで残すパターン、止めにしたい。
プレッシャーで辛すぎる。。。
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