さて、13時。後半戦の"Ultimate Everything" 開始。
高度も上がって、海も見え始めた(↓)
時間的にも余裕があり、後は登るだけなので、気持ちも楽。
でも、早く登る練習でもあるので、できるだけ早く登りました。
、、、と、思っていたのだけど、4ピッチ目辺りから、後続パーティの姿が。
追いつかれたら面倒なので、さらにスピードアップ!(自分なりに)
しかし、どんどん距離が縮まってきて、焦る焦る。
akkym 「今まで抜くことはあっても、抜かれることなんてなかったぞ!お前、遅すぎや!」
私。「いや、向こうが早すぎなんでしょ。」 (内心:これ以上早く登れるか!ボケ!)
というやり取りを何度かしているうちに、最後のピッチで追いつかれてしまった!!
たまたま撮れた追いつかれる直前の写真が下の2枚。
①これは、彼らはまだ取り付きで楽しそうに話をしているところ。
②私が1ムーブ起こしている間に、もう背後に迫ってきてました。。。早っ!その後、同時ゴール。
あーあ、追いつかれちゃった。
とガッカリしてたら、、最後のピッチにはまだ2パーティいて、いずれにしても順番待ち。
ここで時間を見たら、予定よりだいぶ早い16時!
あの早いパーティに押されて、9ピッチを3時間で来てしまった。(1ピッチ20分!)
あと1ピッチだし、もうほぼ終わり。のんびり順番待ちをしながら休憩。
実はこの最終ピッチは、10bなのだけど、バリエーションで5.11b (またはA0) のルートがあり、
後続の早いパーティはさっさとそっちへ抜けていった。
ほほぅ。それもアリか。
ということで、私たちもそっちへ続くことに。
5.11bの核心って、どんなんかなー、とドキドキしてたら、なんとスラブでした。(°_°) ちーん。
ということで、私はA0。
しかも、スリングをアブミにして、次のヌンチャクを掴むという本格的(?)なA0。
久々にこんなんしたなー(笑)。
5.11bのスラブとなると、結構立ってます。。。
というわけで、17時半、セカンドピークにトップアウト。
ブラック・タスクもはっきり見えました☆
タイムトライアルは、道迷いや順番待ちやもあって無駄は色々あったけど、
登攀時間自体は、予想以上に短かったし、体の疲労も腕のパンプも無し。意外と楽勝か?
....と思ってたら甘かった。
一番の核心は、トップからの下山路でした~。
下山路はハイキングコースになってて、ハイカーっていうか観光客で大混雑。
その人混みを掻き分けつつ、しっかり整備された階段を歩いて降りると、もう足がガクガク、、、
最後は、足を引きずるようにフラフラと歩きながら、ようやく駐車場到着が19時。
はーーーー!!あそこまで登って、歩いて降りてきたのかーーー!!
芝生にゴローンと寝転んで、登って来た大きな壁を下から見上げる至福の瞬間。
登りは、技術的にも体力的にも、まだまだ行けるな、うんうん。
と少し自信になった継続登攀でありました。
しかし、上まで上がると下りがキツイので、次はラッペルで降りるようなルートがいいかな。
そして、最後はいつものパブで乾杯して長い1日が終了。
こういう充実した1日が過ごせるのは一生に何度もないんだろうな、とは思うけど、
そんな貴重な1日が、特別ではなく、気軽にできるというこの日常こそが、
とても贅沢で、有難く、そして幸せなことなんだと思いました。
未熟な私に、いつも辛抱強く付き合ってくれるパートナーに感謝☆
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