【継続登攀】 後半戦: Ultimate Everything (10P)

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さて、13時。後半戦の"Ultimate Everything" 開始。


高度も上がって、海も見え始めた(↓)

DSC00558.JPG


時間的にも余裕があり、後は登るだけなので、気持ちも楽。

でも、早く登る練習でもあるので、できるだけ早く登りました。


、、、と、思っていたのだけど、4ピッチ目辺りから、後続パーティの姿が。

追いつかれたら面倒なので、さらにスピードアップ!(自分なりに)

しかし、どんどん距離が縮まってきて、焦る焦る。


akkym 「今まで抜くことはあっても、抜かれることなんてなかったぞ!お前、遅すぎや!」

私。「いや、向こうが早すぎなんでしょ。」 (内心:これ以上早く登れるか!ボケ!


というやり取りを何度かしているうちに、最後のピッチで追いつかれてしまった!!


たまたま撮れた追いつかれる直前の写真が下の2枚。

①これは、彼らはまだ取り付きで楽しそうに話をしているところ。


②私が1ムーブ起こしている間に、もう背後に迫ってきてました。。。早っ!その後、同時ゴール。



あーあ、追いつかれちゃった。

とガッカリしてたら、、最後のピッチにはまだ2パーティいて、いずれにしても順番待ち。


ここで時間を見たら、予定よりだいぶ早い16時!

あの早いパーティに押されて、9ピッチを3時間で来てしまった。(1ピッチ20分!)


あと1ピッチだし、もうほぼ終わり。のんびり順番待ちをしながら休憩。

実はこの最終ピッチは、10bなのだけど、バリエーションで5.11b (またはA0) のルートがあり、

後続の早いパーティはさっさとそっちへ抜けていった。


ほほぅ。それもアリか。

ということで、私たちもそっちへ続くことに。

5.11bの核心って、どんなんかなー、とドキドキしてたら、なんとスラブでした。(°_°) ちーん。

ということで、私はA0。

しかも、スリングをアブミにして、次のヌンチャクを掴むという本格的(?)なA0。

久々にこんなんしたなー(笑)。


5.11bのスラブとなると、結構立ってます。。。



というわけで、17時半、セカンドピークにトップアウト。

ブラック・タスクもはっきり見えました☆



タイムトライアルは、道迷いや順番待ちやもあって無駄は色々あったけど、

登攀時間自体は、予想以上に短かったし、体の疲労も腕のパンプも無し。意外と楽勝か?


....と思ってたら甘かった。

一番の核心は、トップからの下山路でした~。

下山路はハイキングコースになってて、ハイカーっていうか観光客で大混雑。

その人混みを掻き分けつつ、しっかり整備された階段を歩いて降りると、もう足がガクガク、、、


最後は、足を引きずるようにフラフラと歩きながら、ようやく駐車場到着が19時

はーーーー!!あそこまで登って、歩いて降りてきたのかーーー!!


芝生にゴローンと寝転んで、登って来た大きな壁を下から見上げる至福の瞬間。


登りは、技術的にも体力的にも、まだまだ行けるな、うんうん。

と少し自信になった継続登攀でありました。

しかし、上まで上がると下りがキツイので、次はラッペルで降りるようなルートがいいかな。



そして、最後はいつものパブで乾杯して長い1日が終了。


こういう充実した1日が過ごせるのは一生に何度もないんだろうな、とは思うけど、

そんな貴重な1日が、特別ではなく、気軽にできるというこの日常こそが、

とても贅沢で、有難く、そして幸せなことなんだと思いました。


未熟な私に、いつも辛抱強く付き合ってくれるパートナーに感謝☆






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