普段の日中は1人で観光タイム。
この日は、ナッシュマルクトという青空市場を覗いてみました。
通路にずらっとトルコ、イランや中国系の食材や食器が並んでて、見てるだけでも楽しい。
ゴチャゴチャ感と香辛料の香りがなぜか懐かしい
その傍には格式高いウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の本拠地、ウィーン楽友協会(↓)
音楽通には聖地かもしれないけど、オケに疎い私には「ふーん」という感じ。贅沢。
その1つ横のブロックには、ウィーン美術アカデミー(↓)
ここはあのヒトラーが3回落ちたという芸術大学。展覧会もやってたので覗いてみました。
現役の芸術大学なので、観光客だけでなく学生さんがたくさん出入りしてました。
続いてはユダヤ博物館へ。
オーストリアは、ユダヤ人移民者が多く住んでたけど、
ドイツの統治下にあった際にナチによるユダヤ人迫害が行われました。
その歴史を振り返る博物館がここ。
今もユダヤ教会や博物館の前には、国によって厳重な警備が敷かれていて、
ここの博物館も入口の前にピッタリと2人も警備員がいて最初閉館しているのかと思いました。
ちなみに、ウィーンの旧市街の中心地にはこんな像が。
かつて道路掃除をさせられたユダヤ老人を表す像。
負の歴史は、風化させてはいけないし、伝えていかなければいけないものだとは思うけど、
加害者と被害者が、それぞれの立場で折り合いをつけることも必要で。
日本と隣国のように、いつまでも過去に囚われていては前に進めない。
人間は過ちを犯す生き物だけど、その過ちから学ぶことができる生き物でもあるとも思う。
オーストリアは上手く対処できているのだろうか?
短期滞在者の身分ではまだそこまで分からなかった。
今もユダヤ人が多く住んでいるし、移民も多いオーストリアだけど、
他民族社会は、上手くやっていけてるのだろうか。
ヨーロッパ情勢は、まだまだわからないことだらけでした。
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