ガンジャが登れた日

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やっと、やっと、ガンジャ (5.13d) が登れました~☆

9月の3連休、大型台風が日本列島を縦断した翌日、夫が、「状態いいはず!」というので半信半疑で鳳来へ行ってきました。

夫の言葉どおり、台風が湿気を飛ばし、空気はカラカラ。

大雨で濡れたであろう壁も、暴風によってすっかり乾いていて、これ以上にないコンディション。


「これで登れんかったら、完全に自分のせいやで。」


ガンジャ・エクステンションをトライ中の夫は、言葉通りガンジャ部分をあっさりリピート。

一方の私は、3回やって、3回ともいつも通りランジ部分で落ちてしまってガックリ。。。

時間もあったし、体もそんなに疲れていなかったので、気分転換に上部のエゴマニアックの部分でもやってみようかと、腰にヌンチャクを5本ほどぶら下げての4トライ目。


「ヌンチャクあったら、やっぱちょっと登りにくいなー。」

「4トライ目やけど、体は動くなー。」

「また、ランジ部分までは行けるかなー。ま、どうせ落ちるんやけど。」


エイっ!


あれ??? 落ちてない?


気が付けばガッツリと次のホールドを捕えていました。

あとは、1手1手、力を振り絞りながら前進し、終了点にクリップ。


「やった・・・。登れた・・・。」


思わず涙がホロリ。


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思い返せば、ちょうど1年ほど前からガンジャをトライし始め、すぐにランジ部分まで繋がったのですぐ登れるかと思いきや、ランジ部分で落ち続け、結局1年かかりました。

完全に体にインプットされてしまった負の学習パターンを振りほどくのはフィジカル的にもメンタル的にも容易ではなく、同じ失敗を繰り返し、全然成長しない自分が嫌になったりしたけど、ゴールを目前にして諦めることはできず、やり続けて本当に良かったな、と思います。


今年の春シーズンは、夫が仕事が多忙だったため、色々な人に混ぜてもらって鳳来へ行きましたが、経験豊富な方たちといろんな話をして、たくさんのことを教えてもらいました。

ガンジャを登るまでの道のりは、今までどのルートよりも大変だったけど、「登る」という技術はもちろん、それ以外の部分で、クライマーとしてだけでなく、人間としても成長できたんじゃないかなー、とちょっと格好つけて考えてしまうほど、思い出深いものとなりました。


春シーズンに止めきれなかったランジ部分。(Photo by Shinsuke K.)

DSC027452_2.JPG


今まで一緒に登ってくれた方、応援してくれた全ての方に感謝したいです。

そして、自分は故障していて登れないときも、仕事で忙しいときも、いつもビレイに付き合ってくれた夫に、一番感謝したいです。


まだまだシーズンは始まったばかり。

調子が上がってきた夫のサポートをしつつ、自分ももうちょっと頑張ろうと思います!(^-^)




コメント(2)

こないだの再登を見てたら、全然苦労したように思えなかったくらい華麗でした。ガンジャに苦しめられている男性たちを見ていて、それでも上級者の憧れのルートみたいですね。このルート登っている女性は数人片手以内でしょうね。素晴らしい次は14ガンバです!!

いつも動画ありがとうございます☆何度もやった甲斐あって、体が慣れてきたようなので、あとひと踏ん張り、頑張ります!
メインに応援行けてませんが、akoさんの頑張っている声はハイカラまでしっかり届いてますよー(笑)。短いシーズン、お互い頑張りましょうね!

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