2年前に住んでいたキャンモアに行ってきました。
日本に帰国してからも、毎年春か夏に行っているので、なんだかんだと4度目の夏になります。
カナダでの様子を報告する前に、重要な情報が1つ。
ここ、キャンモアを含むアルバータ州南部で6月20日に大雨による大洪水が発生しました。
普段は降水量の少ない地域なのですが、この時は半年分の降水量が2日で降ったと言われています。
横軸;時間、縦軸;降水量
緑の棒グラフが1日の降水量、青が累積降水量
ピンポイントに、2日間だけゲリラ豪雨が降ったことがよくわかります。
キャンモアで一番被害が大きかったのは、クーガークリークという所で、
クライミングエリアにもなっている場所です。
ここは、地形上、その周辺で降った雨がクーガークリーク1か所に集中する構造になっていて
まぁ要は、排水量がいっぱいいっぱいになったわけです。
で、その結果、どうなったかというと、、、、
周辺に住む人は避難勧告が出され、公共施設、特別に開放してくれたホテル、友人宅などに
避難したため、人的被害はなかったのが不幸中の幸い。
でも、クリーク沿いの家は一部が流されてしまいました。
あと、ハイウェイも流されました。
広いカナダでは基本的に町がハイウェイで結ばれているのだけど、
キャンモアは町の両方向に延びるハイウェイが共に切断されてしまったので完全孤立状態。
ガス、電気、水道のライフラインがストップする中、食料は空輸されたり、、、と
住民たちは不安な数日を過ごしたと思うけど、混乱もなく、1週間ほどで日常が戻ったようで、
安心しました。
ハイウェイ1が流された様子。
クライミングエリアも場所によってはダメージを受けたけど、被害のあった翌日から、クライマーはせっせとアプローチを直しに行っていたようで。。。
周りは近所の人の家の掃除を手伝っている状況だというのに、その辺カナダらしい。
日本だと、自分の遊びのことよりも、先に家を片付けるのを手伝えよ!と言われそうだけど。。。
そういうことがあって、強靭なクライマーコミュニティが益々結束して動いた結果、
私が行く頃には、アプローチは直り、クローズしていたエリアは次々と再オープン。
というわけで、アプローチを直してくれた人たちにたくさんお土産を持って、
洪水後1ヶ月経ったキャンモアへ旅立ちました。
さて、どうなっているかなー??
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