さて、AST1、2日目は、Bow Summit での現地講習。
まずは、広い場所で以下の練習。
1.ビーコン練習
2.プロービングの練習
3.グループレスキュー
グループレスキューは、リーダー役が役割分担を指示して行動するのですが、みんな迫真の演技。
「ナオミっ!」 ---- えっ?あ、はい。(私のこと?)
「雪崩の左サイドで、ヨセフのサーチングの後に、プロービングしてっ!」 ---- ヨセフって誰?
・・・と心の中で突っ込みながら、左側にプルーブ持って走りました(笑)。
<メモ>
※いきなりビーコンでサーチせず、最初はできるだけ最終目撃地付近まで走ること。
※プローブのケースは使わず、そのままザックに入れておくこと。
※グループレスキューの際のプロープ係は、先にプローブを組み立て、ザック一式を背負って
現場へ向かうこと。
次に、山に上がってピット堀り。
<やったこと>
1.コンプレッションテスト
2.雪の層を確認
3.雪の結晶を確認
4.ルッチブロックテスト
その後、各自でピット掘って確認。
ずらーっと並んで、壁を作ると 圧巻。
雪は日本の湿った雪とは違って、
サラッサラ。超掘りやすかったです。
そして、ルッチブロックテストの準備。
2mくらいの 雪ブロックを作ります。
男性陣が頑張ってくれました。
レベル1=ブロックを作っている時に崩れる (不安定)
レベル2=乗っただけで崩れる ↑
レベル3=スキーヤーが上で屈伸した時に崩れる ↑
レベル4=スキーヤーが1回ジャンプした時に崩れる ↑
レベル5=スキーヤーが2回ジャンプした時に崩れる ↓
レベル6=スキーヤーが何度も大きくジャンプした時に崩れる ↓
レベル7=何をしても崩れない (安定)
講師がブロックに乗ったけど、崩れず。
そして、軽くジャンプ。おぉ、ちょっと崩壊。
次は、強めにジャンプっ! ・・・・おぉ!完全崩壊。
というわけで、今の状態は、レベル4と5の間くらいということで、比較的安定していました。
その後は、12月上旬に実際雪崩れた跡に行って、デブリ群を確認して終了。
この日は、曇りがちで-12℃くらいだったけど、風もなく、寒くなくてよかったです。
2日間の講習の末、無事、AST1が修了しました。
内容的には、日本の山岳会での雪上訓練と重なる部分が多く、基礎的なものだったけど、
必要なことだし、何度受けても多すぎることはないので、よかったと思います。
それに、この辺り(Bow Summit の周辺だけですが)の状態がわかったので、
また滑りに来ようと思いました。
参加者の皆さん、2日間お疲れさまでした。
また、どこかで会えたらいいな~、と思うくらい、素敵な人ばかりでした。
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