2日間のドライブの末、ようやくたどり着いたインディアン・クリーク。
予想以上に素敵な場所で、こんな幸せな時間を過ごせることに感激の日々でした。
無数に並ぶクラックは、どれを登ればいいかわからない。
これ!と決めたルートと向き合い、会話する。結果、うまくいかなかった時は悔しみを噛みしめる。
そんな過程の中で登り切れた瞬間は、何ものにも代えがたく、
なし得た者だけが味わえる最高のひと時。
そんな修行の毎日は、
すべてを透かしてしまいそうな、濁りない空で新しい朝を迎え、
疲れた体を癒してくれるような、燃える夕焼けで一日を終える。
水もシャワーもないワイルドキャンプで、体に必要なものだけを摂る。
少ない成果と、たくさんの傷。
ストームの襲来によって、あっというまにシーズンは終わってしまった。
登り足りない悔しさを抱えて、この地を去った。
必ず、また来よう。
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