冲邑時代
知床国立公園における外来植物の分布パターンの解明
近年、世界中で人の手による外来生物の侵入が増加しています。中でも一部の外来生物種は捕食や競合、遺伝子汚染を引き起こし、在来生物や生態系を脅かすとして問題視されています。日本にも多くの外来生物が侵入しているにもかかわらず、多くの種については分布パターンさえ明らかになっていません。そこで、北海道の知床国立公園において外来植物の分布を調査し、光環境・土壌特性などの環境要因や、市街地からの距離・標高などの空間要因、在来植物の分布との関係を明らかにする研究をおこなっています。また、外来植物や在来植物の特性を加味した関係や、個々の植物種に着目した分布パターンを明らかにすることで、現場での防除などの取り組みに役立てられると考えています。
業績
Okimura T, Koide D, Mori AS (2016) Differential processes underlying the roadside distributions of native and alien plant assemblages. Biodiversity and Conservation 25: 995-1009.
研究の概要
最近の様子
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