西澤啓太
シカの撹乱による群集集合則の変化の観測とその要因の推察
生物は生育に適した環境があるため、気候や地形の条件が一定の場合、出現する種は一定になると考えられがちです(必然性の作用)。しかし、実際は同じ環境でも場所によって質的に異なる群集が形成されます(偶然性の作用)。これが生物多様性の形成要因の一つです。そのため、群集が形成される規則(群集集合則)を知ることは大きな意味を持ちます。群集集合則は一定ではなく、撹乱の種類や強度、生物間の相互作用や偶然性などにより変化することが知られています。知床における防鹿柵内外の林床植生の調査で、シカによる撹乱(食害)の有無による群集集合則の変化を知り、その要因を推察することで、シカが植物多様性に与える影響の詳しい理解につなげたいと思っています。
業績
Nishizawa K, Tatsumi S, Kitagawa R, Mori AS (2016) Deer herbivory affects functional diversity of forest floor plants via changes in competition-mediated assembly rules. Ecological Research 31: 569-578.
研究の概要
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