2009年5月アーカイブ

立山・弥陀ヶ原の論文

| トラックバック(0)

立山・弥陀ヶ原で行っている、オオシラビソ(Abies mariesii)の樹形に関する調査に関する論文(doi:10.1007/s10310-009-0115-y)が出版されました。

弥陀ヶ原のような多雪環境下で生育するオオシラビソは、最高樹高が3-4mほどにしかならず矮小化しています。すぐそばにある普通のオオシラビソ林の成木が樹高15-20mほどもあるのとは対照的です。この論文では、矮小化したオオシラビソ成木の生育様式、樹冠維持機構を調べました。

↓秋の弥陀ヶ原の様子(矮小化したオオシラビソが見えます)

blog_0023.JPG