昨年より始めたアメリカ・カリフォルニア州ヨセミテ国立公園での山火事調査に行ってきました。
調査地近傍よりヨセミテバレーとハーフドームを望む。
山火事後は、表層浸食が起こります。
道路もえぐられ、調査地に行くためには、道づくりから。
山火事から1年半、植生も回復しつつあり、緑が濃くなってきました。
今年はさらに暑いと聞いていましたが・・・、本当に暑い。
日射を避けるために、朝は4時起きで5時半に調査地で調査開始、お昼頃には終了を目指す。
朝8時ごろにはすでに相当に暑くなりはじめ、10時ごろには強烈な日射が・・・。
しかし、理想とは異なり、作業は涼しい間に終わらず、結局は強烈な日射と熱の下、夕方まで作業を行う日々。
ヨセミテバレーの涼しげなイメージとは裏腹に、山火事跡地は暑かったです。
以下は、涼しげなバレーの典型的なイメージ。
春は、この乾いたシェラネバダの地にも、雪解けによる豊富な水量で、巨大な滝がそこここに出現します。
そして、現実は・・・
まず、山火事サイトの調査中の作業風景の写真はなし。
暑すぎて写真を撮るどころではなかったです。
隣接する林内は・・・
匍匐前進のように進むしかない。
10m×10mの空間に500本以上の樹木が生い茂る、暑くて風も通らない苦痛の空間が広がる。
目の前で作業する人の姿が写真に写らない。
そんな中で、土壌呼吸を測ったり・・・(暑いのに、蚊が多すぎて上着が脱げない)。
何にせよ暑かったです。