カルガリー大学へ移ってきてからは、Biogeoscience Institute(BGS)だけでなく、BGSのDirectorである、Dr. Edward Johnsonのラボにもお世話になっています。セミナーや授業にも混ぜてもらうことになっていますが、毎週水曜の夜19時から21時にEdの自宅で行われるlab meetingにも参加しています。
自宅なので、お茶を飲みながら気軽にディスカッションするのかと思いきや、全然違いました。かなり真剣な議論にびっくりしました。そもそも、カナダ人といえば基本的に16-17時までしか研究室にいないという印象なので、19時からミーティングをすること自体に驚いていました。
毎回、最近のトピックを扱った最近の論文をピックアップして、それについて議論します。日本の大学で行われているような、論文の内容について代表者が説明するようなことをするのかと思っていましたが、そうではなく、論文については各自が先に読んでおき、そのトピック自体について主に議論します。
秋学期最初の週のミーティングでは、Metabolic theoryについて、2週目は、Statistical fluencyについての議論でした。
論文を選んできた学生が、この論文自体や研究分野そのものについて意見を述べます。すると、すかさず教授から鋭い反論が返ってきます。意見を即座に言い返せない学生はたびたび考え込んで黙り込んでしまっていました。
私の英語力では、一人が話している間は聞き取ることができても、何人かで一斉に議論しだすとついていけなくなります。議論が進むと話すスピードも速くなるので、ついていくのがなかなか辛いです。スラスラと意見が述べれるようになる時がくるのかどうかは疑問ですが、とても良い刺激になっています。