生物多様性条約をはじめとする国際連合のフレームワークに関連して、現在、生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム(IPBES)が統合報告書を作成しています。気候変動の枠組みにおけるIPCCの生物多様性版といわれています。
環境省および農林水産省の推薦を受け、IPBESのワークグループのうち、政策決定に資するシナリオ及びモデルの構築と利用に関する報告書の執筆者として、現在報告書の作成に取り組んでいます。
10月末には、第1回目の執筆者会議が、オランダ・アムステルダム郊外のエグモンドで開かれました。
エグモンド・アー・ゼー(日本語標記があっているのか?)は灯台がシンボルの小さな街でした。
北海に面していました。
モデルとシナリオに基づく政策決定、難しいですね。空間的に大きなスケールを対象に、データベースに基づいた解析を利用して、最終的に政策決定に貢献しようというワークグループなので、ある意味机上の空論になりかねないのかもしれません。
すでに、最初の原稿は書きあがり、内部査読も終えましたが、これから更なる査読、執筆者会議、そして、その後に、また査読・・・。
今回は5日間の合宿でした。
第2回目は、アルゼンチンは、ウシュアイアで開催予定とのこと、つい先日に知りました。南米・パタゴニアの最南端、世界で最も南の都市らしいです。遠いですね・・・。