大学院時代からの調査地に久々に行ってきました。アクセス途中のスキー場はともかく、調査地は相変わらず美しい老齢林です。この調査地から攪乱と生態系動態の研究を始めました。
最近は、林業地という経済活動のなかで人為改変された場所で、いかにして少しでも生物多様性を高めるのかということに携わっています。この森林は、対照的に天然林ならではの多様性を有しています。
さて、初日の移動中は気温も20度を超えていたのですが、さすがに亜高山の調査地に着くと秋という感じでした。
しかし、寒いがまだ秋といった様子だったのだが、次第に晩秋っぽくなり雪まで降りはじめ、ある朝には林床は雪景色となりました。
この時点ですでに初冬という感じでしたが、その後にいっきに冬になりました。根雪の始まりといった感じで、もう完全に冬山でした。たった数日間の調査で季節の移ろいを実感しました。
雪が枝葉につくと、樹木の幾何学的なモジュール構造が浮かび上がりますね。雪を抱いた亜高山帯の樹木たち、美しかったです。
冬が始まりました。
そして、若者たちよ。ご苦労さまでした。