いまは、サンフランシスコ空港でトランジット待ちです。普段はホームページより論文書く方にばかり時間を使うのですが、空港ならホームページを更新しようという気になるのが不思議です。
着いた当初は雪が降り、夏は遠い感じでしたが、ついにカナディアンロッキーにも遅い夏がやって来ました。
去年は幼かったオスプレーも立派に成長していました。
冬毛が抜けつつあるグリズリーも、ハイウェイ脇で旺盛に食事中でした。耳にタグが見えるので、国立公園局によるモニタリング下にある個体のようです。
天気がなかなか安定しない中、幾度もサンプル採集を試みて、最終的には、サンダーストームの中、湖底堆積物を取りました。いまはサンプル搬送中で、検疫が上手く通るのを祈るのみです。このサンプルの分析結果次第では、国立公園局の山火事撹乱の管理方針に物申す予定です。
さて、帰国寸前には、高標高エリアにも夏が到来しました。早くも2012年でもっとも暑い週末となるかもしれないとのことです。先週までは雪が降っていたのに・・・。
その短い夏を、動物も植物も謳歌していました(動植物だけではないでしょうが)。
カルガリー大学のホストとの新たな共同研究も始まりそうで、これからもロッキーでの研究について考えたいと思います。
再訪を楽しみにするばかりです。
P.S. ちなみに、4月より突然に腰から肩にかけてひどい痛みに襲われ、整形外科、内科、整体、マッサージ、ストレッチ、PNFと試しましたが、一向に良くならずに苦しんでました。ところが、ロッキーに来てしばらくすると、ほとんど痛みが消えました。多分に心理的な理由だったのか、冗談のように今は元気です。
再訪を楽しみにするばかりです!!!