知床ツアー2010に参加したメンバーからのコメント、続きます。
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これまでは山を登ることはよくあっても、
ある程度決まった標高帯で、それも基本的には木本植物に注目しながら、
という形が主でした。
なので、今回のように、
各標高帯でプロットを張って、かつ
様々な生物分類群の専門家のみなさんと調査ができたというのは
非常に貴重な体験でした。
いつもより山への理解がずっと深まりました。
また、道々で草木の名前を聞いたり、
地衣の保存の仕方やコケのタイプ分けを教えてもらったりと、
楽しく、勉強になりました。
それから、同じ場所で他の方が一緒にとったデータが
形になるというのは非常に楽しみです。
それを自分もそのデータを利用し、
また自分のデータや解析結果も利用していただけるというのは
うれしいことであります。
個人的にはみなさんがキツイとおっしゃっていた
標高1000m、1200mのプロットよりも
最初の400mプロットが一番きつかったです。
雨が降っておりましたし、調査の勝手も調査メンバーのこともよく分からず、
体力への不安もあったからです。
後半になるほど楽になっていったのは、
天気の回復と調査隊のみなさまのおかげかと思います。
山頂まで行けなかったのが残念でした。
今、当地で手に入れたガイドブックを読んでいて、
(調査中は余裕がなくて読む暇がなかった)
是非また行きたいと思っておる次第です。
池田 あんず
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