2009年6月アーカイブ

羅臼岳への道

岩尾別温泉から羅臼岳に登る登山道を歩きました。

登山道の周りに生えている植物を確認しながら、
写真をたくさん撮りながらの、
のんびり登山です。

シカのせいでしょうか?
登り口の辺りの林床はエゾユズリハだらけでした。


羅臼側にて

早めに下山したので、
羅臼のビジターセンターへ向かいました。
でも、休館・・・でした。
そっか、月曜だもんね。残念。


木の枝から下がる地衣類を見よう!ということで、
羅臼ビジターセンターの近くにある遊歩道に足を運んだものの、
クマが出現したということで、通行止めでした。
これもまた、残念。


せっかくなので、温泉『熊の湯』に寄って帰りました。
「国後島生まれなのよ。」
というおばあさんとの出会いもありました。

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*今日の行程:知床自然教育研修所→ホテル地の涯 駐車場→羅臼岳への登山道(オホーツク展望台の少し先まで)→ホテル地の涯 駐車場→知床自然教育研修所
*今日の夕飯:お好み焼(関西風&広島風)
*今日の宿:知床自然センター

羅臼湖までの道

朝、まずは知床峠まで車で登ります。
羅臼岳を眺めたら、峠の駐車場に車を停めて、
羅臼湖遊歩道の入口まで下ります。

歩き始めて少したったところで、雪が出てきました。
ここで、長靴を持っていなかった、鎌内さんリタイア・・・
さすが北海道、夏でも雪が残っています。
 
羅臼湖までの遊歩道を歩きました。

一の沼、二の沼、三の沼、四の沼、五の沼を順番に通り過ぎながら、
羅臼湖に到着です。

ここでランチを食べたら、
帰りはところどころでプロットをつくり、
予備調査をしながら戻りました。

だいたいどれぐらいの人数が必要なのか、
どれぐらいの時間がかかるのか、
というのを把握して、来年度の調査計画を練るためです。


しれとこゼミ

今日は、夕方19時から、宿泊している知床自然教育研修所で、
「しれとこゼミ」という勉強会がありました。
知床財団の方が中心となって開催されている勉強会です。

ここで、LenaとKariは、来日2回目の発表。
ありがとうございます。

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*今日の行程:知床自然教育研修所→知床峠→羅臼湖遊歩道(羅臼湖まで)→知床峠→知床自然教育研修所
*今日の夕飯:焼き肉(ヒツジ&クマ)
*今日の宿:知床自然教育研修所


斜里までの道のり

知床ツアーのメンバーは、スウェーデンから3名、広島から1名、横浜から4名、京都から1名の計9名です。朝、北見のビジネスホテルを2台のレンタカーで仲良く出発しました。

車内では、北海道の森林についての質問だけでなく、北海道の農業について、アイヌの人々についてなど、様々な質問が英語で後部座席から発せられたのですが、日本の事をしっかりとは説明できない私たち・・・少し反省です。


斜里町 知床博物館

斜里のスーパーで、お昼ご飯と今晩から3日間分の食材(大量!)を購入した後は、知床博物館に少し寄り道して、飼育されているハクトウワシを見ました。でも、さすがLenaとKarinは植物学者だけあって、樹木が気になるようです。ここでも、いろいろな学名がさっと出てこない私たち・・・だいぶ反省です。


知床自然センター

知床自然センターのお庭でお昼ご飯を食べている間に、厚岸からのメンバー1名合流。その後、フレペの滝への遊歩道を歩きました。とってもきれいな景色なのですが・・・世界遺産の看板が立っているあたり一体が外来種のオオハンゴンソウに覆われているのは、ちょっと皮肉な感じがします。展望台では、美しい海と崖、そしてフレペの滝を眺めながら、知床が世界自然遺産として登録された理由を説明したり、現在知床で行われている研究を紹介したりしました。青空の下でのディスカッションはとても気持ちのよいものです。

知床五湖周辺を散策

再び車に乗って、今度は知床五湖へ。1湖と2湖を周りながら、お客さんを相手に解説をしているガイドさんの解説に聞き耳を立ててみたり(勉強になります)。きれいな湖を堪能しながら、やはり気になるのは、生物です。どのような樹木があるのか、湖にはどのような魚が泳いでいるのか・・・すぐ近くで見ることができるシカにも驚きます。ギンリョウソウも発見です。



夜は、知床自然教育研修所で、ご飯を食べながら、プロジェクトメンバーの自己紹介と明日からの調査スケジュールの相談をしました。

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*今日の行程:北見市→斜里町→斜里町立知床博物館→ウトロ→知床自然センター→フレペの滝→知床五湖→ウトロ
*今日の夕飯:豆乳鍋&キムチ鍋
*今日の宿:知床自然教育研修所
再会!

横浜国立大学の環境情報3号棟にて、Dr. Lena Gustafsson そして Dr. Karin Perhans との再会をはたしました。2008年の9月初旬に、Uppsalaのスウェーデン農科大学(SLU)を訪れて以来なので、10ヶ月ぶりです。1年も経たないうちに再会できるとは!昨年スウェーデンにいた時には、思ってもいませんでした。

とっても素敵な2人なので、再会はとても嬉しいです。さらに今回は、Karinのフィアンセ、Johanも一緒です。 


GCOE Forum

10時半から、環境情報1号棟151号室にて、横浜国立大学グローバルCOE "アジア視点の国際生態リスクマネジメント"のGCOE Forumが開催されました。(GCOE Forumは、グローバルCOEが提供する授業の1科目であり、同時に、学内外にも開かれた公開講演会なのだそうです。)


・Lenaの講義

まずは、Lenaの話から始まりました。演題は、Conservation of biodiversity in Swedish forests - an example of a multi-scaled model です。スウェーデンの林業についてのプレゼンテーションだったのですが、レッドリストに掲載されている生物種がどれ程森林に生息しているか、といった種多様性の話から、バイオエネルギーの話まで、とても幅広い話題に触れていただきました。

・Karinの講義

次にKarinの話です。演題は、Managing forests for timber and biodiversity at the same time - challenges and experiences from Sweden です。施業の仕方によって、かかるコストがどれだけかかり、どれだけ種多様性を保全することができるのか、というお話です。とても興味深いお話でした。(わざわざスライドの中の金額を日本円に換算してくれていた、Karinありがとう!!)

お二人ともスライド自体はとってもシンプルで、かわいい!しかも、お話は分かりやすい、というお手本にしたいプレゼンテーションでした。


出発!

食堂でお昼を食べ、環境情報3号棟のお茶部屋で、京都からのお土産"麩まんじゅう"を食べた後は、いよいよ北海道へ向けて出発です!!

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*今日の行程:横浜国立大学→羽田空港→女満別空港→北見市
*今日の夕飯:各自で
*今日の宿:北見市のスーパーホテル