goma: 2014年4月アーカイブ

菌類チームの二人目は・・・

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大園 享司(京都大学生態学研究センター)
http://www.ecology.kyoto-u.ac.jp/~tosono/

Q1.知床生物多様性評価プロジェクトには、いつから関わっていますか?

 2010年7月の羅臼岳調査から参加していて、2012年9月と2013年9月にも現地に入りました。

Q2.このプロジェクトに関わるようになったきっかけは?

 森さんに誘われたのがきっかけです。
 羅臼岳の標高傾度を使ったサイト設定や、「しれとこ100平方メートル運動地」の土地利用の違いを使ったサイト設定の面白さに飛びつきました。
 さまざまな生物群を対象として、生態系の動態やプロセスも考慮した共同研究を組み立てているところに、ユニークさと魅力を感じています。

Q3.得意技(もちろん、フィールド調査や研究面での)を教えてください。

 土壌における分解プロセスと、菌類の多様性解析を行っています。
 野外での分解実験、土壌培養実験、次世代シーケンサーを使った菌類のメタゲノミクスおよび群集・系統解析を、共同研究者や研究室のメンバーとともに進めています。
 あと、きのこも狩ったり、パンチで葉に穴を開けたりもしてます。
 野外調査では、エス気味の人でも、エム気味の人でも、楽めるような雰囲気作りを心がけています。

Q4.その他、何かあれば一言どうぞ。

 このプロジェクトからは、森さんの指揮のもと、かなりまとまった成果が数年のうちに出ると確信しています。
 研究室にも最近、データがだいぶ溜まってきたので、森さんにしごかれつつ、論文をいっぱい出してスッキリしたいです。
 共同研究者の皆さんとの交流を楽しみながら、プロジェクトに貢献していければと考えています。

(2014年4月26日掲載)

「知床生物多様性評価プロジェクト」のプロジェクトメンバーの紹介シリーズ!
今日は菌類チームのお二人をご紹介。

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松岡 俊将(京都大学生態学研究センター)

Q1.知床生物多様性評価プロジェクトには、いつから関わっていますか?

 2010年の羅臼岳調査から参加させていただきました。

Q2.このプロジェクトに関わるようになったきっかけは?

 修士1回生の時に菌類調査要員として、森先生からお声がけいただきました。
 私のメインフィールドは沖縄なので、北方の菌類を勉強するいい機会だと思いました。

Q3.得意技(もちろん、フィールド調査や研究面での)を教えてください。

 フィールド調査を楽しくできること。
 きのこ標本が多い時には、同定は朝まででも行います。
 DNA実験は、大量のサンプルでもニコニコ、コツコツと行います。

Q4.その他、何かあれば一言どうぞ。

 知床調査で得たデータ、標本、そしてなにより、人との繋がりは、宝物です。
 これらを生かすことで、面白い研究として発信できるように頑張ります。

(2014年4月26日掲載)

「知床生物多様性評価プロジェクト」のプロジェクトメンバーの紹介シリーズ、今日は6人目。
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小出 大(森林総合研究所)

Q1.知床生物多様性評価プロジェクトには、いつから関わっていますか?

 2009年、知床に調査の下見に行った時から関わっています。
 最初は物見遊山的な感じだったのですが、翌年から始まる本格的(熾烈)な調査によって、どっぷり知床を体感させてもらっています。

Q2.このプロジェクトに関わるようになったきっかけは?

 2009年に、森隊長から「知床行かへん?」と、お誘い頂いたのがきっかけです。

Q3.得意技(もちろん、フィールド調査や研究面での)を教えてください。

 過酷な調査でも、その中にある楽しい所を探しながら作業をすることができます。
 割ときっちり正確に現地調査するのが好きですが、たまに(割と良く?)イージーミスをするのが課題です。

Q4.その他、何かあれば一言どうぞ。

 知床は生物の匂いが濃くて、非常に面白いのですが、そんなところで調査する人達のキャラも濃いので、さらに面白いです。
 そんなものを全部味わいながら、感謝しながら、研究で恩返しすべく日々切磋琢磨です。

(2014年4月6日掲載)

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