「知床生物多様性評価プロジェクト」のプロジェクトメンバーの紹介シリーズ、記念すべき(?)10人目は、最近お母さんになった太田さんです。
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太田 藍乃(無所属 *育休中)
Q1.知床生物多様性評価プロジェクトには、いつから関わっていますか?
2010年の現地調査からです。
Q2.このプロジェクトに関わるようになったきっかけは?
リーダーである森章さんに「北海道行かへん?」と誘われました。
「北海道へ行きたい!」、最初は、ただそれだけの理由で「行きます」と即答しました。
その後、調査概要を伺って、環境の異なる場所でのササラダニ相の比較を行いたいと思うようになり、正式にプロジェクトに参加することとなりました。
知床という、少し特殊な環境、かつ、さまざまな環境で調査をすることができたら、新たな発見があるだろうと期待したからです。
ササラダニ類は、土壌に優占している節足動物の一種です。
日本で800種、世界で約10,000種も生息しています。
種類が異なる=形態が異なっている必要がある、ということ。
土壌という一見あまり大きな変化がないような場所で、なぜそんなに多くの種類がいるのか、なぜササラダニ類の形態は多様化したのか、ということにもともと興味がありました。
Q3.得意技(もちろん、フィールド調査や研究面での)を教えてください。
(種類によってはですが)肉眼でダニが見えます。
顕微鏡を長いことのぞいていても平気です。
2mm以下のササラダニを解剖します。
Q4.その他、何かあれば一言どうぞ。
未記載種なササラダニを見つけて、知床プロジェクトに因んだ名前を付けたいです。
特に、「モリダニ」の仲間を記載したいです。
(2014年5月22日掲載)