WKへ 2016年夏の調査

今夏、天塩、ヨセミテ、知床と野外調査をこなしてきましたが、作業量としては、今年のメインとなる北極プロジェクトによるカナダ調査に行ってきました(まだ3名は、行っています)。

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3月、強硬日程で、ケベック州はラバル大学に打ち合わせに行きました
そして、いよいよ今年の対象地であるケベック州北部のThe Great Whale Riverへ。
ここはイヌイット族とクリー族がともに住む地、ある意味独特の雰囲気と多様性を持つ場所です。この町の対岸の大地、ツンドラとタイガの境界域へとキャンプに行き、野外調査を行いました(繰り返しですが、まだ行っています)。
気温は、蒸し暑い摂氏28度から、強風で凍える摂氏0度まで変動し、海風にたたかれ、17種の蚊とその他の吸血性のムシたちに苛まれと、なかなかなキャンプ生活でした。緯度はまだまだ低いのに、凍ったハドソン湾の影響を肌身で感じました。
そういや、長い旅路を(片道だけで7回の離着陸を経て)運ばれてきたドローンはようやく飛び立つかと思いきや、一瞬で池に完全水没しました。
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長い準備と移動を経て、いよいよ上陸


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現地で見つけた漂流物のケーブル巻きをキャンプに運び


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バグシェルターのなかに運び込み、テーブルとなりました。
るでオーダーメイドのようなサイズ感でした。

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写真は、基本的に良いところ撮り。コンディションが悪いときは、あまり撮る気になれません。



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谷間には、Lichen woodlandが広がる


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台地のうえにはツンドラ植生が広がる


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大学院時代のラボの長兄らとともに
あの頃は、まさか後年、こんな場所で一緒に貧乏キャンプをすることになるとは思いもしませんでした。この先も何があるのかは全く分かりませんね。


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そして、まだ調査をしている北極プロジェクトの主力隊

つらい調査の先には、素晴らしい成果が待っているはず。
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